常盤平幼稚園

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月別アーカイブ: 2021年4月

のあさんとそらとぶきゅうじょたい

2021年04月02日

2月、こどものむらに無我夢中の4才のクラス うめぐみさんと楽しんだ一冊noasan

「のあさんとそらとぶきゅうじょたい
おおともやすお ぶん・え 1990年3月25日
福音館書店刊

舞台はアフリカ どうぶつほごく どうぶつきゅうじょたいの基地、ヘリコプターサバンナ2号の点検整備が終え、出動を待つばかり・・・。その時、” 遠い草原で象のこどもが迷子になっていて猛獣に食べられる危険あり ”  との急報が入り隊長の のあさんと隊員の みみさんはサバンナ2号のエンジンをスタート。
キーン、ギルルルル… 出動です。

うめぐみのみんなは、初めて聞いたり、見たりのアフリカ、サバンナの風景に目が釘付け。
” もうじゅうって? ”  ” あっらいおんがいる ”  ” あっしまうまだ ”  ” あそこにいるのはなに? ” … と興奮状態です。

「あっ!いました!」象のこども 発見です。ますい銃で眠らせ網でくるんでつり上げます。嵐をも乗り越え群の中に戻してやると、子象はおかあさんめがけて一目散。ブォー ブォー ブォーの象の挨拶をあとにサバンナ2号は基地に戻ります。

4歳、5歳、ちょうどうめぐみの年齢にぴったりのお話で「のあさんとどうぶつえん」「のあさんとさかなつり」と他に2冊ありますが、残念なことに、今は絶版です。

番ねずみのヤカちゃん

2021年04月02日

5才のクラス うみぐみさんが、お部屋で楽しんだ一冊。

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「番ねずみのヤカちゃん」
リチャード・ウィルバーさく
松岡享子やく 大杜玲子え
福音館書店刊

ドドさん夫婦の家には、壁の間にねずみのヤカちゃん一家が住んでいます。
大きくなった子ねずみたちが自分で暮らしていけるよう、おかあさんねずみは大事なことを3つ伝えます。

「どんなにお腹が空いてもドドさんたちが寝てしまうのを待つこと」
「台所に行ったら、あとを残さずきちんと片付けること」
「決して音を立ててはいけないこと」

おかあさんのいいつけをよく聞いた子どもたちでしたが、

うん、わかったよ!おかあさん

4番目の子ねずみ、” やかましや ” のヤカちゃんはどうしても声を小さくすることができません。
その声の大きいことといったら、うちじゅうが揺れるほど。

うみさんは、ヤカちゃんがドドさんたちに見つからないかハラハラしながらも、今度はいつ大声がとび出すのか、期待でわくわくしながら楽しみました。

ムッシュムニエルをごしょうかいします

2021年04月02日

4歳児 うめぐみさんが、お部屋で楽しんだ一冊。

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「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」
佐々木 マキ さく・え
1989年01月20日 福音館書店刊

ムッシュ・ムニエルはヤギですが、ふつうのやぎとはちょっとちがう。ムッシュ・ムニエルはまじゅつしなのです。

お話が3つに分かれていて、弟子を見つけようと町で目をつけた子どもに魔術をかけたり、マジシャンの代わりにサーカスに出たり、魔術で女の人の歌声を瓶にいれて、火を付け花火をあげるとおつきさまが落っこちてきたり… どのお話から読んでも楽しむことが出来る独特の世界観に子どもたちはくぎづけです!!
ひとたびおあつまりで「ムッシュムニエル読むよー」と伝えると早足でお部屋に戻ってきて、目を輝かせて待つ程大好きな絵本です。
佐々木マキさんのポップな絵と展開が楽しい素敵な一冊です。

やせたぶた

2021年04月02日

5歳児 うみぐみさんの2月の図書館で楽しんだ一冊。

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「やせたぶた」
きじまはじめ さく ほんだかつみ え
1970年7月5日福音館書店刊

ぶたのフータローはとてもやせていて、なかまからなぶりものにされる毎日でした。

たくさん食べてもふとれないフータローは、さるの博士の知恵により、おしりからポンプで空気を入れてもらい、見かけはまるまるとしたぶたに仕立ててもらい帰りかけますが、風が強くなる中、くじゃくのエミコにしがみつかれ、2匹は富士山を見下ろしながらの空中遊泳となるのですが、風向きが変わった途端に海中へ・・・。軽いおかげで命拾いをするのです。

その後、フータローは、さるの博士に鉄の輪で重石は・・・とすすめられますが、
” そんなのいやだ ” ともとのやせたぶたにもどります。
” ひとがどういったって、そんなことどうだっていいや、じぶんはじぶんさ ” とフータローはおもうのでした。

奇想天外なこの話に終始笑いころげたうみぐみさんでしたが、
最後の言葉に ” うん ” と納得がいったようでした。

今は絶版です。
長い間読み継がれてきたので、修正テープいっぱい。貫禄があります。

うみやまがっせん

2021年04月02日

3歳のクラス つきぐみさんがお部屋で楽しんだ一冊umiyama

「うみやまがっせん」
上沢謙二原案 長谷川摂子文 大島英太郎絵
こどものとも年中向き 1998年4月号

おさるが釣り竿をかついで山をおりてきて、釣り糸をたらすと…
のっとつれたのはおおきなたこ。
海と山のひっぱりっこ合戦のはじまり〜

どちらかにじわじわじわ…とひっぱられると、
「おーい、だれかきてくれ」

おさる、たこ、うさぎ、たい、たぬき、ひらめ…
どんどん どんどん増えていき、ついに糸と竿はぴんとはって動かない。
ひっぱりっこ合戦の決着はどのようにつくのでしょう。

” ひっぱりっこ ” とっても魅力的な一冊で初めて読んだときから、
一緒に声をだして白熱する子どもたち。
繰り返して読むうちに声もどんどん大きくなり、
なかでも「おーい、だれかきてくれ」の言葉が大好きになったつきぐみさん。

お弁当前の机を運ぶときも、つみ木を移動させたいときも、一人の力ではどうしようもないとき、
「おーい、だれかきてくれー!!」
お部屋に響き渡ると、聞きつけた仲間が助けにきてくれます。
こどものむらのときも、どこからか聞こえてきませんでしたか?

絵本の言葉をどんどん吸収していく子どもたち。つきぐみさんの合言葉になりました。

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