常盤平幼稚園

今日の一冊

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ちいさなたまねぎさん

2021年01月10日

つきぐみのとしょかんで10月、12月と2度楽しんだ絵本です。

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「ちいさなたまねぎさん」
せなけいこ 作・絵
1997年3月 金の星社刊

だいどころで ” あーん いたいよー ねずみにかじられちゃったよー ” とじゃがいもさんがないてます。
にんじんさんとたまねぎさんがなぐさめます。台所のしゃもじ、ふらいぱん、やかん、食器たちは一致団結 ” こんどねずみがやってきたら、みんなでやっつけよう ” と待ちます。

” ちゅう ” あらわれました。 ” いざ ” と台所道具たちは棚からとびおりるやら、がちゃがちゃ音を立てるやら…しかし相手はねずみ…ちゅう!ちゅう!とジャンプしたり逃げまわり、じゃがいもをねらいます。
すると ” まて ねずみ。じゃがいもさんはかじらせないぞ!ぼくがあいてだ ” とたんかを切って現れ出たのはたまねぎさん、ねずみは「さあ、あたまからがぶり!」とかじった途端「あっ たまねぎのしるでめがいたい。くちがひりひりする。なみだがとまらないよー」と退散します。

” ねないこだれだ ” のシリーズ同様、作者せなさんのこの絵本もとても人気があり、もうボロボロです。
わるいねずみをみんなでやっつけよう…とする場面では自分もたたかっているかのように真剣そのもの。
ねずみが涙を流しながら、立ち去る場面は ” どうだまいったか ” という表情です。書架に並ぶと必ず ” これよんで! ” と声がかかる一冊です。

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