常盤平幼稚園

今日の一冊

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ちいさなねこ

2019年06月06日

絵本の大好きな3歳のクラス つき組さんが
図書館で楽しんだ絵本です。imageT01

(福音館書店刊)

扉を開くと、見開きいっぱいの大きな部屋の中に、縁側に向かって座っている、ちいさなねこが目に入ります。
「おおきなへやにちいさなねこ」言葉の通りの絵本にこどもたちは、すーっとお話に入っていきます。ちいさなねこは、庭に降り立つや、走り出します。「おかあさんねこがみていないまに、ひとりでかけてだいじょうぶかなぁ。」の一文を聞いて、つきぐみのみんなは、心配気です。
こねこは、こどもにつかっまたり、自動車にひかれそうになったり、大きな犬に出くわし鼻をひっかいて、逃げ出し、高い木のてっぺんに駆け登るや、「にゃお!にゃお!」と泣きます。その声を聞きつけた母さん猫は、「ふうっ!」「ちいっ!」と、犬を追い払い、子猫をくわえて帰ります。

幼稚園に入って間もないつき組さんにとって、ちいさなねこは、自分そのもの。一人で冒険に出たものの、世の中には、恐いものがいっぱい。
果敢に戦いながらも、最後はお母さんを呼び助けられます。この年齢にぴったりのこのお話は、こどもたちと読む度に感動します。繰り返し読んであげたい絵本の1冊です。
最終ページの画面いっぱいの母さんねこのおっぱいをむさぼり飲むこねこの姿につきぐみのこどもたちも、ほっと安堵したことでしょう。

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