常盤平幼稚園

今日の一冊

イメージ

おおきくなりすぎたくま

2020年05月03日

うみぐみさんの1月のとしょかんでよんだ一冊

ookikunarisugitakuma

リンド・ワード 文・画
渡辺茂男 訳

ジョニー・オーチャードは村のどの納屋にも干してあるくまの毛皮を見る度、自分の家にないことにプライドを傷つけられていて、「いつかきっと一発でしとめるぞ」と心に決めます。

ある日、迷子の子ぐまに出会ったジョニーくんはかえでさとうで手な付け、家に連れ帰りますが、何でも食べまくるこぐまは他の家の畑や納屋を喰い荒らし初め、見上げるようなでかいくまとなり、近隣中のやっかいものになってしまいました。

モノクロ写真のようなリアルな絵の迫力と、大人となったくまの凄さにうみぐみさんは”すっげえ”とつぶやき、巨大となったくまに只々驚いているような様子でした。

お父さんはジョニーくんに言います。”もりにかえさなければ。”と言います。ところが翌朝くまが顔を出します。うみぐみさんはほっとしたのか大笑いです。

次は東、南と置いてくる度にうみぐみさんは”またもどってくるよね”とつぶやきます。残された途はひとつ。でもジョニーくんはてっぽうにたまをつめることができません。としょかん中に緊張感がはしります。

ところが突如くまはジョニー君を連れて突進し、かえでさとうの入ったおりに閉じ込められるのですが、それは動物園に送るためのくまを探すわなだったのです。くまは命拾いし、ジョニー君はかえでさとうをもって会いにいくと約束します。

毎年5才になったクラスで読んでいます。うみぐみさんもこのお話の中でジョニー君やくまの気持を想像しながら楽しんだことでしょう。

1952年アメリカの最優秀絵本賞コルデット賞を受賞しています。

Copyright© 常盤平幼稚園 | Tokiwadaira kindergarten All Rights Reserved.