常盤平幼稚園

子どもの図書館

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とべ!ちいさいプロペラき

2021年01月15日

次は10月運動会直前のうめぐみさんのとしょかんの一冊
tobechiisanapuroperaki
「とべ!ちいさいプロペラき」
小風さち 作 山本忠敬 絵
1989年4月福音館書店 こどものとも刊

飛行場の格納庫の中のちいさいプロペラきは新しく翼も胴体もぴかぴかエンジンもプルンプルルンと調子よく初飛行を待っていました。
ある日、格納庫に大きなジェット機が入ってきました。
” おまえテントウ虫みたいに見えちまう ” とパイロットに言われ、恥ずかしさにエンジンの音もプルンプスプスと景気が出ません。
夜、ジェット機は萎縮していたプロペラくんに
” きみはいいエンジンをもっている。げんきをおだし、ひろいそらでは、ぼくらのおおきさのことなどわすれてしまうよ ” と声をかけるのです。
翌朝、ジェット機は ” ゴォー ” と飛び立ちます。
いよいよプロペラくんの初飛行です。もっともっと早く ” プルンプルルン”と、ゆっくりゆっくりそしてだんだんはやく、もっともっと早く、”プルルン グゥーン ” と高く胸をはって力いっぱい飛びつづけました。

じーっと静かに聞き続けたうめぐみさん、終わった瞬間、前にいたSくんがしみじみ ” いいはなしだねぇ ” とひとことつぶやき、としょかんをあとにしました。

よじはん よじはん

2021年01月15日

9月のとしょかんでうみぐみさんと出会った絵本です。

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「よじはん よじはん」
ユン・ソクチュン ぶん イ ヨンギュン え かみやにじ やく
2007年5月25日福音館書店刊
世界傑作絵本シリーズ 韓国の絵本

小さな女の子が隣の店に行きます。
「おじさん、おじさん いまなんじ かあさんがきいてきてって」
「よじはんだ」
「よじはん、よじはん」
…と女の子はとなえながら店を出ますが、” あ ” と次々出会う魅力的なもの…にわとり、あり、とんぼ、おしろいばな…に目を奪われ、時間を忘れ遊び、とっぷり日が暮れてやっと家につき、「かあさん、かあさん いまよじはんだって」…と話は終るのですが、うみさんは次々 道草を食う女の子を心配して ” もうよじはんじゃないよね… ” とつぶやきが聞こえたほどです。

日本の昔をも彷彿させるひと昔前の韓国のお話です。
たっぷり楽しんで帰ってきた女の子を迎えるお母さんの表情は親という立場の者には同感をよぶことでしょう。
とても親しみをおぼえる一冊です。一度出会ってほしいと思いますが、残念ながら、今は絶版です。

おちば シャック シャック

2021年01月12日

次は11月後半、どこもかしこも積もった落ち葉でいっぱい…の時、うめさんとの一冊。

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「おちば シャック シャック」
高柳芳恵 ぶん ながさわまさこ え
月刊「ちいさなかがくのとも」 2008年12月号

はっぱのみち、とうさんとさんぽした。…で始まります。
わたしがあるくと、シャック シャック シャック
とうさんがあるくと、ジャック ジャック ジャック

はしったり すきっぷしたり じゃんぷしたり においをかいだり おどったり…と
積もったはっぱ ハラハラ落ちるはっぱと遊び
はっぱのおふとんにもぐると…
” なんだかねむくなっちゃった… ”

そしてうえをみると…うわぁー!青い大空にのびる葉を落とした木々….。

いっしょによんでいるうめぐみさんはその場で音もにおいも空気も風も体感しているかのように嬉しそう。
この季節ならではの一冊でした。

プアー

2021年01月12日

〜二学期を終えて〜
「はなをくんくん」の世界で開けた二学期、子どもの図書館では、のねずみ、やまねずみ、かたつむり、りす、くまが登場する絵本が並びました。
季節はめぐる中、台風を体験したり、たくさんの遠足では秋ならではの季節の贈物、紅葉した木々、木の実や葉っぱ、流れゆく雲、鳥や虫、等々自然の移ろいを身体ごと体験した日々でした。

二学期、子どもの図書館で楽しんだ絵本何冊かを紹介致します。
先ずは、つきぐみさんと楽しんだ一冊

puaa
「プアー」
長新太 さく・え 和田誠 しあげ
福音館書店2008年刊

”わん わん”と垂れ耳わんちゃん登場です。ページをめくると…”プァー”いきなりしっぽが膨張し”プアープアー…”と耳から鼻から
足 おなか…とふくらんだわんちゃん。”スー もとにもどったよ ワン”でおしまい。
はじめから終わりまで”ワッハハ””ワッハハ”….とつきぐみさんとナンセンスの醍醐味をたっぷり味わった一冊です。

ちいさなたまねぎさん

2021年01月10日

つきぐみのとしょかんで10月、12月と2度楽しんだ絵本です。

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「ちいさなたまねぎさん」
せなけいこ 作・絵
1997年3月 金の星社刊

だいどころで ” あーん いたいよー ねずみにかじられちゃったよー ” とじゃがいもさんがないてます。
にんじんさんとたまねぎさんがなぐさめます。台所のしゃもじ、ふらいぱん、やかん、食器たちは一致団結 ” こんどねずみがやってきたら、みんなでやっつけよう ” と待ちます。

” ちゅう ” あらわれました。 ” いざ ” と台所道具たちは棚からとびおりるやら、がちゃがちゃ音を立てるやら…しかし相手はねずみ…ちゅう!ちゅう!とジャンプしたり逃げまわり、じゃがいもをねらいます。
すると ” まて ねずみ。じゃがいもさんはかじらせないぞ!ぼくがあいてだ ” とたんかを切って現れ出たのはたまねぎさん、ねずみは「さあ、あたまからがぶり!」とかじった途端「あっ たまねぎのしるでめがいたい。くちがひりひりする。なみだがとまらないよー」と退散します。

” ねないこだれだ ” のシリーズ同様、作者せなさんのこの絵本もとても人気があり、もうボロボロです。
わるいねずみをみんなでやっつけよう…とする場面では自分もたたかっているかのように真剣そのもの。
ねずみが涙を流しながら、立ち去る場面は ” どうだまいったか ” という表情です。書架に並ぶと必ず ” これよんで! ” と声がかかる一冊です。

やぶかのはなし

2021年01月10日

10月のうみぐみさんのとしょかんで楽しんだ一冊です。
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「やぶかのはなし」栗原毅 ぶん 長新太 え
1990年7月 福音館書店刊

ゴミバケツのすいかを狙っておすのやぶかが登場です。
途端 ” ぼうやがさされちゃたいへん ” と女の人に追われます。 ” ぼくたちおすのかはひとをさしてちをすったりはしないんだってば ” とおすの蚊は弁じます。
昔この本を子どもたちと初めてよんだ私は、その時初めて、この事実を知りました。

この日のうみぐみさんも ” そうだよ おすのかは刺さないんだ ” ” 刺すのはめすだよ ”…と何人もの方が言います。
” 子どもたちって何でも知っているのね ” …と私は恥ずかしい思いをします。

只この絵本は知識だけではない、人間や動物の血なくしてとても子孫なんか殖やせないめすの蚊の必死な生き様が語られます。

おなかのたまごが十分大きくなると産む場所探しです。水のあるところを探します。とんぼやかえるやくもにねらわれながらも、条件がそろった丁度いい場所…古いタイヤの中の雨水にたまごをうんだあと、「げんきにそだってね」ととんでいってしまいました。

たまごは2かめにはようちゅうのぼうふらにかわり、それから8日もたてばりっぱなやぶかとなっておおきなせかいへとびたっていくでしょう。
長新太さんの絵も楽しいです。

ようかいさんはどこ?

2020年11月26日

5才のクラス うみぐみさんと2学期最初の一冊。youkaisanhadoko
沼野正子さく
かがくのとも437号2005年8月 福音館書店刊

最近妖怪にはまっているという うみぐみのMちゃんの話を聞いて選んだ一冊です。

夏休み、大祖父ちゃんの家に泊りにきたアーちゃんとヨーくんは ” ごはんがおいしい ” と言うと、おおばあちゃんに ” それはコメトギババのおかげ ” と言われ、会ってみたさに翌朝妖怪探検に出発します。地面をベトベト這うベトベトさんやスナカケババの歓迎に会った後、川の方から

おこめとぎゃしょか
ひと とって くいやしょか
ショキショキ
ショキショキ〜〜

といううたが
ショキショキという音といっしょに聞こえてきました。コメトギババです。

「このうたのようにショキショキとおこめをとぐとごはんがおいしくたけるんだよ」とおおばあちゃんはたのしそう。

その後もヤカンヅルやコナキジジイ、ヌリカベ、ワタリビシャク….とたくさんの妖怪に会ったその夜、「こんばんは・・・」と二人の枕元に現れたのはザシキボッコ。

「ずっとずっとむかしからこのうちのまもりがみなのさ こわいことはちっともないよ」の一言で二人は安心して眠りにつきます。

読んでいる間中、いろんな方が ” あのさぁ〜 ○○○○っていうようかいはさぁ…. ”
と次から次へと妖怪紹介が始まり、何と賑やかだったことでしょう。

” むかしからようかいはひとのくらしのなかにあらわれたといいます。
みみをすませ、めをこらせばあなたもようかいにであえるかもしれません ”

とべバッタ

2020年11月16日

4才ののクラス うめぐみさんの9月最初のとしょかんでの一冊
tobebatta
田島征三さく 1988年7月偕成社刊

ちいさなしげみのなかにバッタがいっぴき、かくれすんでいた。周りに住む恐ろしいものたちはバッタをたべてしまおうとねらっていた。

毎日びくびくおびえ暮らすのがつくづくいやになったバッタはある日決意する。

大きな石の上で悠々とひながぼっこをするや、たちまちヘビ、カマキリにおそいかかられるが… 何と!!バッタはヘビをへこましカマキリをばらばらにしクモもクモの巣ごとめちゃめちゃにして空高く飛び雲をひきやぶり登りつめた。が… あとは落ちるのみ。

その時初めてバッタは自分の背中にある4枚の羽に気付き、あわや…の瞬間浮き上がり、たかく、たかく行きたい方へ飛んでいった。

この絵本の表紙を見た瞬間から虫好きななかまがいっぱいのうめぐみさんは大興奮。虫の世界を知っているからこそのバッタの決意や勇猛果敢に戦うバッタに全身全霊をかけて応援したに違いありません。

田島征三さんの力強い迫力いっぱいの大きな画面に吸い込まれるよう聴き入り楽しんだ一冊でした。

くろねこかあさん

2020年10月31日

2学期、初めての3才のクラスのつきぐみさんのとしょかんで。

kuronekokasan

東君平さく
1985年2月
年少版 こどものとも 福音館書店刊

くろねこかあさん あかちゃんうむよ
どんなあかちゃん うまれるのかな
どんななきごえしてなくのかな

つきぐみのなかまは黒猫かあさんの大きなお腹を見ながら、想像をめぐらします。
くろねこかあさん あかちゃんうんだ
しろねこさんびき おちちをのんだ
くろねこさんびき あそんでばかり
歯切れのいいリズミカルなことばを聞きながら、つきぐみさんに黒猫かあさんがおちちをのませたり、やさしくなめたり、つめとぎしたり、柱に登ったり、肴をねらったり、鯉つかまえたり…と子育てに奮闘する様を笑声を立てながら満足感いっぱい楽しみました。

くろねこかあさん やさしいかあさん
しろねこさんびき すくすくそだつ
くろねこさんびき すくすくそだつ

是非出会って、いっしょに楽しんでみてください。

ものぐさトミー

2020年10月26日

子どもたちを笑いこけさせる一冊

monogusatommyペーン・デュポア  文  絵
松岡享子 訳
1977年6月24日初版 岩波書店刊

電気じかけの家に住むトミー ナマケンボは、朝起きるのも、お風呂から着衣、洗面、食事、全て自動装置に身を置くだけで自動的に済んでしまうのです。

それだけでくたびれるトミーの家はある日、嵐のため電線が切れてしまいます。
7日後電気は戻りますが、水は冷たいまま。水風呂にとび込んだトミーは慌てたばかりに風呂おけが傾き、トミーは逆さになったまま電気歯ブラシや電気ぐしに足の裏をごしごしこすられくすぐったくてわらい死にそうになります。
この様子にうみさん大爆笑。笑、笑いが止まりません。
逆さになったまま、頭からパンツ、ズボン、くつした、くつの中につっこみ、足の裏に降ってくる食事をトミーはキイキイわめきながらけちらす有様です。

床一面に積もった朝ごはんの中に座ったトミーは大きな声で「いったいどうしてまたこんなめちゃくちゃなことになっちゃったんだろう?」と自問し、「よし、いまからすっかりこころをいれかえて、ぼくのくらしにあたらしいページをひらくんだ。さもないと、ほんとにもうおしまいだ。」

この絵本を見つけると必ずや ” これよんで ” という程、人気の絵本です。ぜひ出会ってみて下さい。

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