かさぶたくん

5歳のクラス、うみぐみのそれぞれ11月のとしょかんで楽しんだ一冊です。

kasabutakun

「かさぶたくん」
やぎゅうげんいちろう さく
1997年5月  福音館書店刊
2000年1月 かがくのとも傑作集

題名を伝えた途端、あちらこちらから、たくさんの方たちが手足をさわりはじめ、
" ぼくのかさぶたが "
" わたしのかさぶた "
と紹介が始まりました。

「かさぶた」に「くん」までついて何だか親しみさえ感じます。ページを開くと・・・
” とれるかな とれるかな・・・ ”
と大きなかさぶたを今にもはがさんとするや
” あっかさぶた とっちゃ だめよ!!”
とストップがかかります。

いろんなかさぶたがあるけれど、じゃ「かさぶた」ってなにでできてるの?
「ち」「ごみ」「にくのかたまり」「ち」じゃない?
「かみ」かなあ。
” かさぶたはきずのうんこだあ ”
子どもたちはことばとイラストに大爆笑です。
そのあと、「かさぶた」は「ち」でできたきずのふたで、その下のひふが頑張っているので、きんが入れず、新しいひふが出来るや自然にバイバーイすること、等々とてもたくさんの事をお腹をかかえて笑いながらいつの間にか学びます。

柳生さんのこの身体のシリーズは「おへそのひみつ」「おっぱいのひみつ」「あしのうらのはなし」「はなのあなのはなし」「きゅうきゅうばこ」とたくさんあり、とても面白く、何度も
”  読んで  ”  が繰り返されるかがくの本です。