3歳のクラス ほしぐみさんが楽しんだ絵本です。
『おおきなおおきなおいも』
赤羽末吉 さく・え
(福音館書店)
保育の中で現実に体験された先生のお話がもとになった絵本ですが、ここまでこどもたちの想像を刺激して豊かな遊びへと展開させられる、先生の力量の凄さに驚かされます。この実践に、感動されて、絵を描かれている、画家の赤羽末吉さんは、「絵本は、絵画ではない。いい絵をただ並べても、えほんにはならない。めくると、展開するその流れと、ドラマ性が大切である。」と言われているそうで、それは、赤羽先生の絵本作りの一貫した強い思想と言われます。
(松居直著「こどもがときめく絵本の世界」より)