きりのなかのはりねずみ
5歳のクラス そらぐみさんの図書館で楽しんだ絵本です。
『きりのなかのはりねずみ』
ノルシュテインとコズロフ/作
ヤルブーソヴァ/絵
こじまひろこ/訳
はりねずみは、ともだちのこぐまの家に出かけます。
こぐまが大好きな ”のいちごのはちみつに” を持って・・・。
すると、みみずくがついてきて、こぐまのやることを
真似てばかり。そらぐみのこどもたちは、
真似ばかりのみみずくに大笑いです。
霧の中に白い馬が浮かび、どきどきしながら霧の中に入ります。
はりねずみは、かすかな物音、息づかい、感触全てを研ぎ澄ましながら、霧の中をさまよい歩くのですが、忘れ物を届けてもらったり、川の中で誰かに助けられたりしながら、
こぐまの家にたどり着くのです。
「きみがいなかったら、だれとほしをかぞえるのさ?・・・」
はりねずみは、こぐまのおしゃべりをききながら、
こぐまくんといっしょはいいなと思います。
読んでいると、まるで五感が研ぎ澄まされるような思いです。
出逢って欲しい本の1冊です。