よじはん よじはん
9月のとしょかんでうみぐみさんと出会った絵本です。
「よじはん よじはん」
ユン・ソクチュン ぶん イ ヨンギュン え かみやにじ やく
2007年5月25日福音館書店刊
世界傑作絵本シリーズ 韓国の絵本
小さな女の子が隣の店に行きます。
「おじさん、おじさん いまなんじ かあさんがきいてきてって」
「よじはんだ」
「よじはん、よじはん」
...と女の子はとなえながら店を出ますが、” あ ” と次々出会う魅力的なもの...にわとり、あり、とんぼ、おしろいばな...に目を奪われ、時間を忘れ遊び、とっぷり日が暮れてやっと家につき、「かあさん、かあさん いまよじはんだって」...と話は終るのですが、うみさんは次々 道草を食う女の子を心配して ” もうよじはんじゃないよね... " とつぶやきが聞こえたほどです。
日本の昔をも彷彿させるひと昔前の韓国のお話です。
たっぷり楽しんで帰ってきた女の子を迎えるお母さんの表情は親という立場の者には同感をよぶことでしょう。
とても親しみをおぼえる一冊です。一度出会ってほしいと思いますが、残念ながら、今は絶版です。