あかちゃんかたつむりのおうち
6月、むしのだいすきな4歳のクラスうめさんのとしょかんでよんだ一冊です。
あかちゃんかたつむりのおうち
いとうせつこ ぶん 島津和子 え
2012年5月5日福音館書店より
つちのなかのたまごが ” ぽこんっ ” とわれ、ちいさいちいさいおうちをせおったあかちゃんかたつむりの誕生です。
うめのなかまは絵の中にだんごむしをみて ” わっ ちっちゃー ” と声をあげました。あかちゃんかたつむりはおなかがぺっこぺこ。
みどりのはっぱをいっぱい食べると ” ぽろりっ ” とうんちを出し、またおなかがぺっこぺこ...とよんでいると
” えっ? ”
” うんちどこ? ”
と声がしました。
絵本を高くあげ見えるようにすると ” ほんとだ、でっけえうんち ” という声。
あかちゃんかたつむりは食べてはうんちを繰り返す中、
” そんなにたべると、おなかがぷくーんとふくれておうちにはいれなくなっちゃうわよ ”
とてんとうむしやちょうちょに言われとても心配になりますが我慢ができません。
「きょうはおうちにはいれるかな?」とびくびく暮らしていましたが、ある日、てんとうむしとちょうちょに
「まあ、すてきなおうち」
「すごいや。きみといっしょにおおきくなっていくんだねえ」
といわれ、せなかのおうちをみてみると、何と!!
ひとまきはんだったうずまきがふたまきはんになっていました。「わーい、いっぱいたべてもいいんだあ!」
と安心したかたつむり・・・ たべてたべてたべてたべて・・・ ほら、こんなにりっぱなかたつむりになりました!