だぶだぶ

次は、2月「こどものむら」づくりの真っ最中の3歳のクラス、つきぐみさんのとしょかんの一冊。

だぶだぶ

dabudabu

なかのひろたか さく・え
福音館書店刊
1970年5月 こどものとも刊
1998年3月 こどものともコレクション第一刷

あそびにいこうとするけんぼうにおかあさんがもってきたのは、だぶだぶのぼうしとうわぎ・・・
「いやだ、いやだ、にいさんのおさがり・・・」
と抵抗しますが・・・そのまま出かけます。
途中、しょんぼりねこといぬに出会うとだぶだぶぽけっとに入れ、とんできたはとをだぶだぶぼうしに入れてもりをたんけんしていると・・・
もりにはおおかみがいて、けんぼうに近づいたその時、
「ばた、ばた、ばた・・・」とぼうしからとびだしたはとに、おおかみびっくりひっくりかえり、ぽけっとのねこは、はなをひっかくやら、いぬは吠えまくった。
おかげで難をのがれ、木に登って隠れた丁度その時、追ってきたおおかみの真上に「うわーっ」「どすん」「ぎゃーおお」みんなおっこちてしまいました。
おおかみはどこかにきえ、みんなでうちへかえりました。

つきぐみさんはだぶだぶのけんぼうが、次々出会うねこやいぬやはとをちゅうちょなくぽけっとに入れたり、ぼうしに入れたりするのを憧れいっぱい見ていましたが、おおかみの登場のあたりから、ハラハラドキドキの様子が伝わってきました。

とても楽しんだ一冊です。
我が家の子どもが月刊で持ち帰り何回も楽しんだ懐かしい思い出がありますが、今はもう手に入りません。