いたずらおばけ
次は6月の終り 5歳のクラスうみぐみさんのとしょかんの一冊。
いたずらおばけ
イギリス民話
瀬田 貞二 再話 和田 義三 画
1978年2月 こどものとも刊
2005年2月 特製版 福音館書店
むかしとても貧乏でしたがほがらかなおばあさんが道でつぼをみつけると、中に金貨がぎっしり。
運ぶうち夢がふくらみます。
ところが振り返るといつの間にやら金のつぼは銀の塊となっていました。
今度は銀の塊をどう使おうかと思案して振り向くや何と!!てつころがあるばかり・・・。
" この方が幸せ 小銭に変えられる・・・ "
と歩くうち、てつころは石に変っていて、
” よかった。きどをとめるいしがほしかったところ・・・ ”
と結んだショールをほどこうとした途端、
” ぎゃあ ”
といっていしはとびあがり、ぴょんぴょんはねたり、きーきーいったり、けらけらわらっていたずらぼうずのようにあばれてにげていきました。
おばあさんはそれをみて、笑い出し、” なんてしあわせなんだろう いたずらおばけをこのめでみられるなんて ” とくすくす笑って、ひとばんすごしましたとさ。
最初に題名を伝えたときから、どんなおばけが出るのか・・・心待ちにしていたうみぐみさん、おばけが去っていく姿ににんまりでした。