ぼくごりら
子どものとしょかんから
〜二学期を終えて〜
「うみのがくたい」で開けた二学期。ふねのひと、くじら、いるか、さめ、ちいさな魚たちは、うみとなった幼稚園中を泳ぎ回りたのしい日々でした。
秋から冬へと季節が移ろう中、子どもたちは美味しいことばを求めて、子どものとしょかんへ足を運んでくれました。
今学期、各クラスで楽しんだ何冊かをご紹介します。まずは3歳のクラス、つきぐみさんの12月のとしょかんでよんだ一冊です。
ぼくごりら
小風さち ぶん
阿部知暁 え
(ちいさなかがくのとも 2005年1月)より
「ぼくごりら ごりらのこ」
「これはぼくのかあさん。ぼくのかあさんもゴリラ」
この絵本を持っただけで大歓声のつきさん、読み始めるともう笑いが止まりません。
大きな大きなかあさんに抱っこされ、おっぱいのんで、おしっこして、おんぶして、幸せいっぱいのごりらのこ。
かあさんはこどもに背を向けて食事中・・・。
” ぼくのこと みてみて ” といたずらいっぱいのごりらのこ、気をひこうと必死です。
でもかあさんはちゃぁーんと見ています。
” ひゃーっ かあさんにつかまった! ”
愛情いっぱいにすくすく育ちます。
午前中めいっぱいクリスマスの準備にあけくれてた午後のとしょかんのつきぐみさん。
集中力はどこへやら・・・で入ってきたこの日、
でも何と!!この絵本はどんな状況でも全員が楽しめてしまう魅力的な絵本です。
同じ作者からの続編「とうさんごりら」「ぼくはごりら」があります。とても楽しいです。