きみなんか だいきらいさ

次は4歳のクラス、うめぐみさんと楽しんだ一冊。

絵本の表紙

きみなんか だいきらいさ

ジャニス・メイ・アドリー ぶん
モーリス・センダック え
こだまともこ やく
1975年5月 初版 冨山房刊

こどもにけんかはつきもの。
男の子が二人向き合って ” フン ” ” ヘン ” ・・・と聞こえるような表紙絵を見ただけで ” ケンカ ” とわかってしまい、笑いがおこります。

なかよしだったジェームズとぼく。
でもきょうはちがう。
「ジェームズなんかだいきらいさ・・・と」
ジェームズのいやなこと全てあげつらった挙句、仲良しの時は・・・
あんなことも、こんなことも・・・と思い出してみたりする。
だけど、今日という今日は絶対許せない。
"ようし、ああしてやろう、こうしてやろう・・・ "
と怒りながら足はジェームズの家へ・・・。

「きみとはぜっこうだ!」
「いいとも!」
「さいならあ!」
「さいならあ!」
・・・と別れたものの・・・

「ねえ、ジェームズ!」
「なんだい?」
「ローラースケートやらない?」
「オッケー!クルクルクッキーはんぶんあげる。」
「ありがとうジェームズ!」

この結末にうめぐみさんはクスクスと笑ってます。
身に覚えがありそうな・・・
そんな楽しい小型の絵本です。

センダックさんの絵がひときわユーモラスで素敵です。出会ってみて下さい。