おやすみクマタくん
次は5月の3歳のクラスつきぐみさんのとしょかんでよんだ一冊です。
おやすみクマタくん
カズコ・G・ストーン さく・え
1992年9月年少版こどものとも
福音館書店刊
はとどけいのはとが8回ないて
「クマタくんねんねのじかんですよ」
とママくまさんが声をかけます。
「いやだ、ぼくまだねむくない」
とクマタくん。
「クマタくんがねないとまくらがにげていってしまいますよ」
「どこへ?」
「まくらはよぞらにふんわりうかんでとんでやまのほう、やまばとのこどものベッドになるかもしれません」
「いいよ、ぼくまくらなくてもねむれるの」
なんとかねてもらおうと、
ママはもうふが・・・
パジャマが・・・と、
クマタくんを眠りへと誘いますが、耳をかしません。
ところが・・・
「ベッドがにげてあまのがわにうかんでベッドのおふねになるかもしれません」
のひと言で
「ベッドのおふねにぼくのりたいなあ」
ベッドのおふね、おふねのベッド、ゆらゆらゆれていいきもち。クマタくんはママのお膝にのってぐっすり。
「おやすみクマタくん」眠りへの誘いの本はたくさんありますが、今のつきさんにぴったりで、とても楽しんだ一冊でした。