おやすみなさいフランシス

次は11月遠足のあとの4歳のクラスうめぐみさんのとしょかんの一冊。

おやすみなさいフランシス

oyasuminasai

ラッセル・ホーバン ぶん
ガースウィリアムズ え
まつおかきょうこ やく
1966年7月初版 福音館書店刊

夜7時、あなぐまのフランシスは両親に「もうねるじかん」と言われますが、ねむくないフランシスは
”ミルクがほしい”
・・・に始りあれこれおねだりします。
でもねむれないフランシスは自作のうたをうたいます。

「あはアップルパイ、いはいたち、うはうみへびよ、あたまにリボンをつけている。・・・」
とはとらだぞ・・・とらの出現から近くにとらがいる・・・おおおとこがいる、天井にあなが・・・と訴えに来るフランシスの気持ちを両親は冷静に聞き、それはね・・・と話し安心させます。

それでもいっこうにねむくならないフランシスにおとうさんは何故ねむらなくてはならないかを話します。

みなそれぞれの仕事があり、それを怠ると、失業する。おまえがいま寝にいかなかったら・・・・
「あたしもしつぎょうする?」
「いいや」
「おしりぶたれる?」
「そのとおり」
この会話の後、フランシスは気になることがあっても少し考え、自分で自分を納得させ、深い眠りに入ります。

うめぐみさんは丁度等身大の話に最初からとても楽しんでいて、フランシスのうたのあたりから大笑い。最後、おしりぶたれる?の会話も爆笑でした。とても楽しんだ一冊です。

他社からですが「フランシスのおたんじょうび」「ジャムつきパンとフランシス」「フランシスのいえで」「フランシスのおともだち」等出ていますので楽しんでみて下さい。