ようかいさんはどこ?
5才のクラス うみぐみさんと2学期最初の一冊。
沼野正子さく
かがくのとも437号2005年8月 福音館書店刊
最近妖怪にはまっているという うみぐみのMちゃんの話を聞いて選んだ一冊です。
夏休み、大祖父ちゃんの家に泊りにきたアーちゃんとヨーくんは ” ごはんがおいしい ” と言うと、おおばあちゃんに ” それはコメトギババのおかげ ” と言われ、会ってみたさに翌朝妖怪探検に出発します。地面をベトベト這うベトベトさんやスナカケババの歓迎に会った後、川の方から
おこめとぎゃしょか
ひと とって くいやしょか
ショキショキ
ショキショキ〜〜
といううたが
ショキショキという音といっしょに聞こえてきました。コメトギババです。
「このうたのようにショキショキとおこめをとぐとごはんがおいしくたけるんだよ」とおおばあちゃんはたのしそう。
その後もヤカンヅルやコナキジジイ、ヌリカベ、ワタリビシャク....とたくさんの妖怪に会ったその夜、「こんばんは・・・」と二人の枕元に現れたのはザシキボッコ。
「ずっとずっとむかしからこのうちのまもりがみなのさ こわいことはちっともないよ」の一言で二人は安心して眠りにつきます。
読んでいる間中、いろんな方が ” あのさぁ〜 ○○○○っていうようかいはさぁ.... ”
と次から次へと妖怪紹介が始まり、何と賑やかだったことでしょう。
” むかしからようかいはひとのくらしのなかにあらわれたといいます。
みみをすませ、めをこらせばあなたもようかいにであえるかもしれません ”