うさこちゃんのさがしもの
(福音館書店刊)
表紙の大粒の涙を流しているうさこちゃんを見て、つき組さんは深刻な様子。くまさんを抱いて、ベッドに入ったうさこちゃん。目を覚ますと、くまさんがいません。うさこちゃんは泣きながら捜します。家の人、友達、おばさんにも聞きましたが、誰も知りません。夜、悲しみながら、ベッドに入って、足を伸ばすと・・・おや、何かが足に触りました。この瞬間に、つき組さんから、「くまさんだ!!」という声。毛布の下から、うさこちゃんが取り出したのは・・・。「くまさん!わーい、わーい!」の声を聞くや、つき組さんは大笑いでした。幼いこどもにとって、身近な出来事ですが、大事件でもあります。うさこちゃんに成り入って、心配したり、ほっとしたりの1冊でした。