こやぎがやってきた
5月、うめぐみさんとばらぐみさんが楽しんだ絵本です。『こやぎがやってきた』
田島征三さく・え(偕成社)
なほこの家にこやぎがやってきて、なほこはすぐ仲良しになり、網を放すと、こやぎはうれしくて止まらなくなり、沢から畑、川を飛び越え、おじいさんおばあさんの庭、そして、家のお膳の上でやっと止まったところが・・・何と!!
ポロポロポロ・・・大量にウンチを・・・。
このウンチをばらまくシーンで子どもたちは大笑い。
その日からこやぎは網をといてもらえない。
メヘヘヘヘメヘヘヘヘとなくこやぎに、
家族は「しずかにして!!」とどなる。
こやぎは、いつの間にか「しずか」という名になった。
田島征三さんの生命力ある絵は、どの作品も子どもを捕えて離さない。1~7まであるしずかが成長して、結婚し、赤ちゃんが生まれ、その赤ちゃんとも別れの日が来ます。
まさに、しずかと飼い主一家の一大ドラマです。
こどもたちの心をどれだけ大きく揺さぶるでしょう。