『どろんこ』と同じくらい子どもたちが大好きな絵本です。
『どろだんご』
たなかよしゆきぶん のさかゆうさくえ
(福音館書店こどものとも年少版)
できたぞ できたぞ
どろだんご
ずっしん ずっしん
てつの ボールだ
ぼくのは すずめのたまごだよ
わたしの ぴかぴかひかったよ
毎日のように、外庭でしゃがみこんでは、どろだんごづくりに熱中するこどもたち。どろだんご作りの楽しさが、そのまま目から耳から入ってくる、この絵本。
一番の盛り上がりは、かたさくらべと、坂の上からの転がしっこ。こなごなになったり、ひびが入ったりを必死に目で追いながら、絵本を見つめるまなざしは、いつも真剣そのものです。