ジャックと豆の木

          ジャックと豆の木

   ジョン・シェリー 再話/絵  おびかゆうこ 訳

           福音館書店

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貧しい少年ジャックは、ある日、牛を売りに出かけていきますが、ふしぎな男に出会い、牛と引き換えに 豆を手に入れます。

お母さんに怒られて 捨てられてしまった その豆は、翌朝、なんと 天まで届く木に なっていたのです。

ジャックが登っていくと、雲の上に 大きな家が建っていて、家の戸をたたくと、中からでてきたのは、背の高い女でした。

その女が、「とっとと にげな!うちの だんなは、人食い鬼だよ!」と言うと、うみぐみさん(5歳のクラス)の表情がこわばっていき、ドキドキが伝わってきました。

ジャックは、人食い鬼の家から 金の卵を産む にわとりや 魔法のハープなどを 盗み出します。

人食い鬼にみつかると、急いで木を降りたジャックは、最後に木を切り倒して、人食い鬼も いっかんのおわりとなりました。

迫力ある 人食い鬼や、生き生きとした ジャックの姿が 印象的に描かれた、ハラハラ ドキドキする冒険物語です。

最後、幸せに暮らす ジャックとお母さんに ほっと胸をなでおろす うみぐみさんでした。