こんとあき
次は4歳のクラスうめぐみさんのとしょかんの一冊。
こんとあき
林 明子 さく
1989年6月30日刊
2020年5月第107刷
福音館書店刊
あかちゃんのおもりのため、砂丘町からきたきつねのこん。
あかちゃんの「あき」はどんどん大きくなりましたが、こんはだんだんふるくなり、腕がほころびてしまいました。
おばあちゃんに繕ってもらうため、こんとあきは汽車に乗ります。
ところが、お弁当を買いに出たこんがあわてて飛び乗りしっぽをドアにはさまれてしまうのですが、しゃしょうさんが包帯を巻いてくれます。
砂丘町についたこんとあきは砂の上を歩いているうち、突然あらわれたいぬに「ぱく!」とくわえられ姿を消してしまったり、道中いくつもの困難にあいますが、無事、おばあちゃんに迎えられます。
こんはあちこち繕ってもらい、つぶれたしっぽもお風呂でもとどうり。
できたてのようなきつねとなり、うちへかえりました。よかった!
この絵本を手にとった時から
” しってる ”
” その本よんだことある ”
という声もありましたが、読み始めると聞き入って、とても楽しみました。
この絵本には隠し絵がたくさんあります。
手にした時、楽しんでみて下さい。
2019年に卒業されたお母さまたちが今、幼稚園で人気の「こん」をプレゼントして下さいました。リュックサックにお弁当まで。何と心のこもった贈物でしょう・・・。