ざりがにのおうさま まっかちん

最後には7月の5歳のクラスうみぐみさんのとしょかんの一冊です。

ざりがにのおうさま まっかちん

zariganinoosama
大友 康夫 さく・え
1991年10月福音館書店刊

はちのすほいくえんの年中クラスはのぞみをいれて6人。
先生はえっちゃんです。

こどもたちはざりがにのことをまっかちんとよんで、ぬまでまっかちんづりを楽しんでいます。

クラスのなかまはまだ一匹もつったことのないのぞみのために協力しきりです。

ビニールプールでのぞみに自信を持たせ、いよいよぬまでのまっかちんづりです。
みんなのぞみを応援します。

” おうさまをつるよ ” と張り切ったとき、空ではいなびかりが。
そしてかみなりがごろごろ・・・。
「かえろ!」と皆言いますが、その時のぞみのつりいとが ” ぐぐぐーい ” とひっぱられ、えっちゃんはじめ、なかまみんなが ” やれひけ、それひけ ” とひっぱるとつりあげたつぼの中からぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろ、ぞろぞろ・・・最後に出てきたのは
「まっかちんのおうさまだ!」
めでたしめでたし。

ページ数が111ページもある童話の本ですが、大友康夫さんの素朴な絵とザリガニ釣りがストーリーというところにうみぐみさんははまり、とっても楽しんだ一冊でした。

どのクラスの子どもたちも絵本が大好き。夏休み・ご家庭で思う存分お楽しみください。