うみやまがっせん

3歳のクラス つきぐみさんがお部屋で楽しんだ一冊umiyama

「うみやまがっせん」
上沢謙二原案 長谷川摂子文 大島英太郎絵
こどものとも年中向き 1998年4月号

おさるが釣り竿をかついで山をおりてきて、釣り糸をたらすと...
のっとつれたのはおおきなたこ。
海と山のひっぱりっこ合戦のはじまり〜

どちらかにじわじわじわ...とひっぱられると、
「おーい、だれかきてくれ」

おさる、たこ、うさぎ、たい、たぬき、ひらめ...
どんどん どんどん増えていき、ついに糸と竿はぴんとはって動かない。
ひっぱりっこ合戦の決着はどのようにつくのでしょう。

” ひっぱりっこ ” とっても魅力的な一冊で初めて読んだときから、
一緒に声をだして白熱する子どもたち。
繰り返して読むうちに声もどんどん大きくなり、
なかでも「おーい、だれかきてくれ」の言葉が大好きになったつきぐみさん。

お弁当前の机を運ぶときも、つみ木を移動させたいときも、一人の力ではどうしようもないとき、
「おーい、だれかきてくれー!!」
お部屋に響き渡ると、聞きつけた仲間が助けにきてくれます。
こどものむらのときも、どこからか聞こえてきませんでしたか?

絵本の言葉をどんどん吸収していく子どもたち。つきぐみさんの合言葉になりました。