よかったね ネッドくん

次は5月の終り、4歳のクラスうめぐみさんのとしょかんの一冊。

よかったね ネッドくん

yokattanenedokun
チャーリップ ぶん・え
やぎた よりこ やく
1969年8月偕成社刊(世界の新しい絵本)

ある日ネッドくんに「びっくりパーティにいらっしゃい。」というてがみがきた。ところがパーティ先は遠い遠い田舎だった。

” よかった!! ”
” ともだち、ひこうきかしてくれて ”
” でもたいへん ひこうきがとちゅうでばくはつ ”
” よかった ひこうきにパラシュートがあって ”
・・・と幸運と悪運を繰り返すネッドくん。

その度にうめぐみのなかまは深刻になったり、ほっと胸をなでおろしたり・・・とハラハラドキドキと読みすすむうち、想像が先廻りして ” でもたいへん ” というと、
” あ!!わかった こうしてああしてたすかるんだよ・・・ ”
等つぶやきが聞こえてきたりします。
” えーっ ”
” よかった!! ”
と繰り返し、最後、幸運にも顔を出したところは・・・
ネッド君の誕生日を祝うパーティ会場だった。めでたしめでたし。誕生日ケーキのローソクの数は11本。ネッド君は11才になったのでした。
この絵本は子どもの図書館で大人気の絵本でかなりの貫禄。1964年にアメリカで出版されるや子どもたちの爆発的な人気をよんだ・・・と解説にあります。