かぜのこもりうた
1学期を終えて
コロナ禍の中で始った一学期ではありましたが、みんなでつくって思いっきり楽しんだこどもの日、外庭で毎日、どろんこ遊びに鬼ごっこ、虫探しにかくれんぼ、ブランコ、鉄棒、ジャングルジム...お部屋では積木にお絵描き、おままごと等々、ひとりひとり思いっきり楽しんだ一学期でした。
さて一学期、どのクラスも子どもの図書館でたくさん絵本を楽しみました。その中の何冊かをご紹介致します。まずつきぐみさんのとしょかんから・・・。
かぜのこもりうた
くどうなおこ詩 あべ弘士絵
1994年9月9日初版 童話屋
ぞうのぼうや げんき あっちこっち とっとこ とおくへいっちゃだめよ とかあさんがいったけど しらんかおでとっとこ
リズミカルなことばを聞きながら、草原を思いっきりかけるぞうのぼうやを目で追うつきさん。
ぞうのぼうやがまいごになって ” さびしいよ ” ” こわいよ ” とないてうろうろするととても心配そう。
でもぞうのぼうやはかぜのこもりうたを聞いてねむり、朝はわらってはなを高くあげるのです。そしてかあさんのにおいに向ってとっとことっとこ・・・。
まっしぐらのとっとこ。安堵感いっぱいに終る詩の絵本です。あべ弘士さんの絵がとても温かく心に残ります。