ピエールとライオン
次は1月の終わり 4歳のクラス、うめぐみのとしょかんの一冊です。
ピエールとライオン
ためになるおはなし
はじまりのうた
といつつのまき
モーリス・センダック さく
じんぐうてるお やく
1986年8月11日 第1刷
1991年3月19日 第3剃
冨山房刊
ピエールは優しいお母さんお父さんに育てられているけれど、何をいっても
”ぼく しらない”を連発するヘソ曲がりの男の子。
両親に「まちへいこう」と誘われても「ぼくしらない」とひとりで留守番。
ある日、はらぺこらいおんやってきて「しにたいかね」と聞くと
ピエールは即刻
「ぼくしらない」
「くわれちまうってしってるだろ?」
「おれのおなかにはいっちゃうんだぞ。」
ところがピエール「ぼくしらない」と言うばかり。
らいおんは「ごちそうさま」とピエールをたべちゃった。
家に戻った両親が見たのは・・・ベッドに横たわるライオン・・・。
医者がライオンを逆さにしてふるや、ピエールはどしんと床におち、にっこり笑う。
「わたしにおのりください・・・」
というライオンの誘いには
「はい。わかりました。のりまーす!」
と終ります。
「かいじゅうたちのいるところ」「まよなかのだいどころ」で作者センダックの世界の醍醐味を既に味わっているうめぐみさんですが、この少し小さな絵本は4冊セットになっていて、どれも又々個性的で楽しいのです。出会った翌週も一番に要求があり、笑いころげて楽しんだ一冊です。