7月花火の夕
7月半ばに”1学期、よく頑張ったね”と毎日を精いっぱい生き、心も身体も大きくなった子どもたちを心から労ってやりたい…という思いから始まりました。
この日は夕方、辺りが薄暗くなってきてからの登園。
夕闇迫る中、中庭のプールを親子で囲んで花火に火をつけると、パチッパチッという音と共に線香花火がキラキラ美しく水面に映ります。
花火は、日本の伝統を守りたいと国産の線香花火を作り続けている、台東区蔵前の山縣商店さんの線香花火の中から選んでいます。
線香花火は、火花が4段階に変化しますが、玉が長持ちし、「牡丹」「松葉」「柳」「散り菊」にたとえられるその起承転結がくっきりと出るのが、国産品の特徴と聞きました。
外庭には岐阜提灯が赤く灯る中、みんなで歌を歌います。
花火の夕が終ると、ひとりひとり火を灯した提灯を持ち、家路につきます。
とても幻想的で、夢のようなひとときです。