ある日、3歳のクラス・つきぐみさんのお部屋をのぞいてみると・・・

「うんとこしょ どっこいしょ」 「まだまだ かぶは、ぬけません・・・」

みんなで、『おおきなかぶ』(A・トルストイ 再話/内田莉莎子 訳/佐藤忠良 画/福音館書店)の劇あそびをしているところでした。

「ねずみがねこをひっぱって、ねこがいぬをひっぱって、いぬがまごをひっぱって、まごがおばあさんをひっぱって、おばあさんがおじいさんをひっぱって、おじいさんがかぶをひっぱって・・・」

「うんとこしょ どっこいしょ」

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数日後、実際に、みんなでかぶの種を植えてみることにーーー

「たね、ちいさいね。」「おとさないようにね。」

「やさし~く やさし~く」 「そ~っと そ~っと」

「ふかふかのおふとん、つくってあげよう!」

「おみずも あげよう!」 「たくさん のんでね!」

「あま~い あま~い かぶになれ!」

「おおきな おおきな かぶになれ!」

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「あしたから、まいにち、おみずあげよう!」

おおきなかぶが実ることを、とても楽しみにしているつきぐみさんなのでした。