うめぐみさん(4歳のクラス)・うみぐみさん(5歳のクラス)から、「こどものむら、いっしょにしよう!」「つきぐみさんは、れすとらんを おねがいしてもいい?」とお誘いを受けたあと、つきぐみさん(3歳のクラス)で早速、話し合いをしました。

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「れすとらん、いったことあるよ~!」

「『 みんなできめていいよ 』っていってたね!」

「れすとらんをするってことは、つきぐみさんが、たべられちゃうってこと・・・!?」

「こっくさんになるってことだよね・・・!?」

「めにゅー、かんがえなくちゃ!」

「ぱんをつくるのは どう?」

こどものむらが、どのようなものか分からないながらも、うめぐみ・うみぐみさんの楽しそうな様子に気持ちが高まっている つきぐみさん。

作ってみたい ごちそう を絵に描いて、考えてみることにしました。

「でっかぱんがいいな!」

「ぱんが おおきすぎたら、おへやにはいらないよ~!」

「あーったとさ あったとさ ひろーいのっぱらどまんなか きょだいな ぱんがあったとさ♪」

(絵本『きょだいなきょだいな』長谷川摂子・作/降矢なな・絵/福音館書店 より)

「おやつぱん!」

「れいんぼーぱん!」

「みんなでつくったぱんをつなげて、おおきくするのはどう?」

「ぱんのなかから、なにかがでてくるのはどう?」

「ぱんをつなげたいな~!」

「ぱんのおしろは、どう?」

二学期末に出会った絵本『パンやのクルトンさん』シリーズ(宮島千夏・さく/福音館書店・こどものとも)を、三学期に入ってからも楽しんでいたこともあり、いろんな種類のパンが、子どもたちから挙がりました。

そんななか、こちらもパンが出てくる絵本の歌を歌い始めた方が・・・

「ぼくは てんかの おだんごぱん♪ ぼくは こなばこ ごしごしかいて あつめてとって それにくりーむ たっぷりまぜて・・・♪ 」

絵本『おだんごぱん』(ロシアの昔話・せたていじ やく・わきたかずえ え/福音館書店)は、三学期に、図書館で読んでいただいた絵本です。

一人の方が歌い始めると、周りの方たちにも広がっていき・・・

「おだんごぱん、つくろう!」と、みんなの気持ちがひとつになった瞬間でした。

「おおきなおだんごぱん、つくるぞ~!」

「これは、ちびちびおだんごぱん!」

「ふわっふわになってきた!」

「まあるくなあれ!」

「おにぎりみたいなかたちに なっちゃった!これじゃあ、おにぎりぱんだ~!」

「おだんごぱん、おひさまのしたに、もっていこう!」

「おいしくなあれ~!」「ふわふわのおだんごぱんに なってね!」

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ぱんを作るつきぐみさんの姿は、職人そのもの。

体全体を使って、ぱんをこねて、あっという間に自分たちの顔よりも大きいぱんを作りあげたのでした。

かまどもひつようだね!」

「おだんごぱんの えほんにでてくる かまどはどう?」

「やけたぱんは、まどべで ひやすんだよ!」

ひとつのものが完成すると、そこからつながって必要なものが見えてきます。話し合いをし、かまども作ることが決まりました!

初めてのこどものむらを創る生活ーーー。

まだまだ、こどものむらが どんなものなのか見えてこない部分も子どもたちのなかにあると思いますが、目の前の生活を楽しんだ先に、どんな れすとらんが出来るのか・・・どうぞお楽しみに~!