音探しを続け、「きりりーん」「ぽんぽん」という音を見つけてからは、夢中になって なりものを作る仲間たち。

「じぶんのたいこ、もちたいな!」「つくりた~い!」

「たいこの ここのいろ、ぼくは くろがいいな!」

「ここに、かっこいい もようを いれたいの!」

「このぼうで たたくほうが、いいおと する~!」

目を輝かせ、心惹かれるものを自分で選び、それぞれの太鼓作りが始まりました。

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ある日のお集まりで 絵本を読んでいた時のことーーー。

かえるたちが、お祭りの支度にかかる場面での “ たいこのかわをはるもの ” の かわをはる とは どういうことだろう・・・と話が出ました。

そこで、太鼓について詳しく載っている図鑑を みんなで見てみると・・・

太鼓の皮は、音を出すときに叩く面であることーーー

皮を張るために紐のようなもので面をつなげていることーーー

が分かりました。

それを知った子どもたちは、早速、皮を張るための紐を染め始め、おまつりの支度ができるように準備を進めています。

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先日の小さな運動会で、初めて太鼓や なりものを持ち、かえるのつなひきを しました。

なりもののなかまが 夜通し なりものをならす場面では、堂々と自分たちが作った太鼓を持ち、なりものの音を響かせました。

大太鼓や それぞれのなりものを作っていくなかで、布や紐を染め、三つ編みをしたり、たくさんのことに出会った1か月半。

子どもたち 一人ひとりが考え、想いを伝え合いながら 生活を共にしてきた、なりものをならす かえるのなかまたち。

絵本の中に広がる世界が、自分たちの力で形になっていく喜びを嚙みしめる 子どもたちの表情がとても誇らしいです。

きりりーん ぽんぽん うちゃんと ちゃんぐ ちゃんぐ

細かいところまで こだわった 迫力ある大太鼓。それぞれが作った なりものの音。

当日、なりものをならすかえるのなかまが生み出す音を お楽しみください♪