お日さまを望むどころか、
雨さえ降らなければ・・・と、願いながらの当日。
翌日、翌週に延期しても、お天気は見込めない天気予報と、
当日の9時からの降水確率との判断で、運動会を決行しました。

小雨の降る中の始まりでしたが、あいにくの天気を物ともせず、元気いっぱいなこどもたち。

「ただいまより、第57回 常盤平幼稚園運動会を始めます。」

ー入場行進ー

「5歳のクラス うみぐみです。」
s_IMG_8861クラスの色のプラカードを掲げて、入場します。

「5歳のクラス そらぐみです。」
s_IMG_8864こどもたちは、ばってん4列というつなぎ方をしています。

「4歳のクラス うめぐみです。」
s_IMG_8867)みんなで手をつなぐと、それだけで、笑顔がこぼれます。

「4歳のクラス ばらぐみです。」
s_IMG_8874ぼくたち、かっこいいでしょ!

「3歳のクラス つきぐみです。」
s_IMG_8879はじめてのうんどうかい、うれしいね!たのしいね!

「3歳のクラス ほしぐみです。」
s_IMG_8883うーん、ちょっとおもたいなぁ・・・

 

—ページェント-

シビル・ウェッタシンハ作 まつおかきょうこ訳
『ねこのくにのおきゃくさま』
s_IMG_8908うみをこえたはるかかなたに、ねこのくにがありました。

s_IMG_8904ねこのくにのひとたちは、みなはたらきものでした。

なにふじゆうないくらしをしていましたが、それでも、
とてもしあわせ・・・と、いうわけではありませんでした。

なにかがたりなかったのです。

ねこのくにのひとたちは、はたらくことはしっていました。

でも、たのしむことをしりませんでした。

このくにには、おんがくも、おどりもなかったのです。

 

s_IMG_8916ところが、あるひ、うみのむこうから、みたこともないふねが
1そうあらわれて、ねこのきしべにつきました。

s_IMG_8920そして、そのふねから、みたこともないひとたちが、
おりてきました。

s_IMG_8921このふしぎなおきゃくたちは、ねこのくにのひとたちにむかって、ていねいにおじぎをしました。

ーねこたちはこわがって、にげようとしましたが、
おきゃくたちがとてもおもしろいことをはじめたので、
おもわずあしをとめましたー

s_IMG_8948それは、ふしぎなかんじのするものでした。

「これは、おんがくとおどり というものです。」
ふしぎなおきゃくたちは、いいました。

ーやがて、このふしぎなおきゃくのはなしは、
おうさまのみみにとどき、ごてんにまねかれましたー

 

s_IMG_8937「ようこそ、ねこのくにへおいでくだされた」

「おんがくとおどりというもので、みなをよろこばせてくれたよし、おれいもうしあげる。いかがであろう、どのおどりとやらをみせてはくださらぬか?」

「よろこんでおみせします、へいか」

s_IMG_8943まあ、それは、なんというすばらしいおどりだったでしょう!

ーだれもかれも、すっかりまんぞくしました。
なかでも、おうさまと、おきさきさまは、ことのほかおよろこびで、「こんなたのしいおもいをしたことは、はじめてだ」といいましたー

 

s_IMG_8952「どうぞ、おめんをおとりくだされ」

ーおうさまのことばに、最初は頑なに拒んでいたおきゃくたちも、ついに覚悟を決めて、ゆっくりとおめんをとりましたー

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すると、なんと!おめんのしたからあらわれたのは、
二ひきのまるまるとふとった ね ず み でした!
s_IMG_8955さあ、ごてんのなかは、おおさわぎになりました。

 

s_IMG_8960「しずまれ、しずまれ!!」

ーねこのくにとわかっていながら、
おんがくとおどりをはこんできてくれた、
おきゃくたちの勇気を、みんなでほめたたえましたー

 

s_IMG_8964「ゆうかんなねずみ、ばんざーい!!
すばらしいおんがくとおどり、ばんざーい!!」

 

s_IMG_8967おきゃくたちは、そのあともなんにちか、おんがくとおどりをおしえてくれました。

ーふしぎなおきゃくたちがいってしまいました。
でも、ねこのくにのひとたちは、とても、とても、しあわせでした。なぜなら、いまは、はたらくことだけでなく、たのしむこと ーーうたうことも、おどることもーーしっていましたからー

おしまい

ー5歳のクラス うみぐみそらぐみによるメイポールダンスー
『きょうは いいてんき』
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ー全園児によるマスゲームー
『アンデスの響き』
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プログラムや時間の変更があり、入園前の方のゲームや、卒業生ゲームなど、楽しみにしていた方たちには、申し訳なかったですが、こどもたちは、お天気を気にすることなく、とても晴れやかな姿を見せてくれました。それはきっと、この日に向けての日々の生活が、とても充実していたからでしょう。