大きいクラスは、話し合いも闊達です。つくりたい場面への想いも強いので、時間もかかります。
これは、5歳のクラスそらぐみさんが、1枚目が出来上がり、2枚目のポスターをつくろうと始めた話し合いの様子です・・・
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ふたつの場面が候補に挙がりました。
(りす・うさぎのページを、お見せしながら・・・)
「わたし うさぎのなかまだから、うさぎのほうがいいなあ。」
(シチメンチョウ・しかのページをお見せしながら・・・)
「しか かっこいいから、しかのほうがいいよ。」
「しちめんちょうと しか だけじゃなくて、てんのひともいるから、こっちがいいとおもったの。」
「ぼくはね、・・・」
と、しばらくどちらが良いか、みんながそれぞれの想いを伝えていましたが、すると・・・
「わかった!りょうほうとも いいなっておもうから、 ちからをあわせて 2まい つくるのは どう?」
「いいね!」
「どっちもつくりたい!」
「がんばれる!」
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こうして、2枚ともつくることになりました。
こんな風に、どちらにしようか?という話し合いから、1でも、2でもなく、第3の意見が出てくることは、よくあります。それが、話し合いの醍醐味でもあります。1か2かで考えていた1人ひとりの中に、新しい風が吹き込み、みんなの気持ちが一気に高まる・・・。
この時の話し合いも、まさにそうでした。
2つつくろうと決めたこどもたちの、勢いといったら。
その日から、そらぐみさんでは、2枚のポスター作りが同時に始まりました。
2枚目・・・「このいろも りすに ぴったりだね。」
「うさぎの からだのいろも、もうすぐおわりそうだよ!」
「おあつまりになるまで、ずっとがんばるんだ!」