3学期が始まりました!
こどものむらの経験があるうみぐみさんうめぐみさんは、期待に胸を膨らませていました。
「たのしいこと いっぱいしたいなぁー」
「みんなでかんがえて、つくるんだよね!!」
そんな中、それぞれのお部屋では・・・。
「つきぐみさんと、おかあさんをおきゃくさんとして、よびたい!」
「わたしたちがつきぐみのとき、ほしのかけらのあめとか、ゆきうさぎのあいす つくったよね!!」
「つきぐみさんは、こどものむらしらないよね?
おしえてあげないと!」
「いつもおりょうりしてるから ぱんやさんとか れすとらんしてもらったらどう?」
「しごとしてつかれたときに なにかたべられるように れすとらんおねがいしよう!!」
2つのクラスで話をして、つき組さんに伝えることにしました。
\\\こどものむら いっしょにしよう!!///
「・・・こどものむらってなあに?」
「たのしいことがいっぱいできるの!」
「じぶんたちでかんがえて なんでもつくれるんだよー」
「うんどうかいみたいに たのしいことがいっぱいだよ!」
「こどものむらで、つきぐみさん れすとらんおねがいしてもいい?」
「いいよー!!」
「わかったー!!!」
初めて聞く ‟こどものむら” という言葉の初めは戸惑いを見せていたつき組さんでしたが、おにいさん、おねえさんの楽しそうに話す様子を見て快く引き受けてくれました。
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冬ーそして春ー こどものむら ‘76.2.9
最近、子どもがいそいそしだしました。目がいきいきと輝いていたように感じます。と、幾人かのお母さまから伺いました。思うに、それは子どもの誰もが、はっきりした生活目標を持つようになったからではないかと考えるのです。生活目標というのは、「こどものむら」のことです。
わたしたちみんなして「こもどのむら」をつくろうーこれは、協力です。
その「むら」をつくるために、それぞれの仕事を分担しよう、引き受けようーこれは分業です。
このようにして、今この幼稚園で、子どもたちの社会活動が始まっているところです。
子どもなりの共同体意識が芽生え、それが子どもなりに育ちつつある、そんな毎日です。
「小さな窓から 親と子と教師でつくる幼稚園」より
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いよいよ子どものむらが始まります。
自分たちで考えて生み出すことのできるこどものむら。私たち大人が導くことは簡単なことかもしれませんが、便利なもので溢れている世の中だからこそ、一から創っていく喜びを、むらのなかまみんなで、目一杯味わって生活していきたいと思います。