「おめん かぶる~!」「けろけろっ♪」

「かえるのつなひきのえほん、よもうよ!」

「ねえねえ、たいこ つくってる かえるが いたよ!」「みにいってくる~!」

「うんどうかいは、いつ??」

自分で作った かえるのお面を被って、幼稚園中を駆け巡る ぎょうれつのけいこをするかえるのなかまたち。

他のかえるのなかまにも出会い、かえるのつなひきの世界を堪能しています!

ある日のおあつまりのことーーー。

「どうして かえるたちは、立つ練習を するんだろう?」

「おまつりを するため!」「つなひきしたいから!」

「むしを おっぱらうため!」「ものしりがえるが いってた!」

「どうして 虫を追っ払いたいの?」

「たんぼを まもるため!」「いねが やかれちゃうから・・・」

「だから、ぎょうれつのけいこ するんだよ!」

・・・ということで、4本足で歩いていた かえるのなかまたちは、頑張って立ってみることに・・・!

「たったり~ てをついたり~ ひっくりかえったり~!」

「うわぁ~」「たてないよ~」「いっしょにがんばって、たってみようよ!」「せーのっ!」

「たすけてあげる!」「うしろから、おしてあげるよ!」

「みてみて!たてたよ~!」「のど、からからに なっちゃったよ~!」

「むずかしいよ~」

虫を追っ払い、稲を焼かれぬために、ぎょうれつのけいこを始めた20匹のかえるのなかまたち。

こうして、かえるに成り入る生活を楽しむ気持ちが だんだんと膨らんできた ある日、かえるのつなひきのなかま みんなで、初めて しょうぶ公園に行きました!

「たのしかった~!」「たてなかったよ~」「ぼくは、たてたよ!」

「どうしたら、立てるようになるかな・・・?」

「まいにち、れんしゅう すればいいんじゃない?」

「いいね~!」「それが いいとおもう!」

「わたし、おうちで れんしゅう しているよ!」

「せんせいも、おうちで れんしゅうしたほうが いいよ!」

「ちからが いっぱい ひつようだね!」

絵本の世界と、これまでの生活、そして、しょうぶ公園に出てみて気が付いたことが少しづつ繋がっていき、より一層、かえるのつなひきの世界に成り入る生活が濃くなったように感じます。

ふとした瞬間に、いつでも どこでも かえるに成り入る ぎょうれつのけいこをするかえるのなかまたちは、“ みんなで力を合わせて立ってみよう! ”と、ぎょうれつのけいこの真っ最中です!

大きな運動会では、田んぼの稲を守るため、立って つなひきをすることは できるのでしょうか・・・

温かく見守っていただけたら、嬉しく思います。