のりものができてきて、子どもたちの中から、
「うんてんしてみたい!」
「おきゃくさんをのせてあげようよ!」
の声があがり、試運転を行いました。
お部屋、中庭、外庭と、何度もめぐって、楽しんだ仲間たち。
けれど、困った顔をしている方もいました。
「どこからのったらいいのか、わからなかったよ。」
「あっ、えきがひつようだ!」
「しゃしょうさんもひつようだね!」
「しゃしょうさんて、なーに?」
「うしろをみまもるんだよ。」
「えきちょうさんもひつよう!」
「どんなしごとするの?」
「えーっと・・・なにするんだろう・・・」
「ほかにどんなおしごとがあるんだろう?」
「えきのひとにきいてみたら、いいんじゃない?」
ということで・・・
のりものの仲間で、流鉄流山線へ見学に行ってきました!
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当日ー。
「たのしみすぎて、どきどきするー!」
この日を心待ちにしていたこどもたち。
馬橋駅までは、幼稚園バスで行きました。
バスの中でも、のりものの話が尽きないほど、のりものが大好きな仲間たち。
「あっ、このみちしってる!」
「このせんろは、むさしのせんだよ!」
楽しくて、嬉しくて、あっという間に、駅に到着しました。
=馬橋駅=
改札のとこで、一人ひとりに駅員さんが切符を切って下さいました。
「おとさないように、もっておかなきゃ!」
いただいた切符を大事に握りしめ、いざ乗車です!
「たのしいなー」
「つぎは、なんのえき?」
「6えきしかないんだね!」
窓の外を眺めたり、仲間と会話を楽しんだり、車内アナウンスに真剣に耳を傾けていたり、それぞれに楽しんでいる姿が見られました。
=流山駅=
終点の流山駅に到着です。そのまま、車内で、駅員さんにお話をお伺いさせていただきました。
「運転手さんは、電車を動かしてお客さんを目的地まで運ぶお仕事をしています。駅員さんは、切符を切って、皆さんが電車に乗れる準備をしています。他にも、線路を整備する人や、架線という電気が流れているところの整備をする人、電車の整備をする人など、いろいろなお仕事をしている人がいて、電車は動いています。」
「運転席、乗務員室と言いますが、電車を前に進めるハンドルや、ブレーキという電車を止める装置があって、運転手さんが一生懸命動かしながら、運転しています。あと、運転をするには、免許が必要です。たくさんお勉強をすると運転できるようになります。」
「どうやってどあがひらくんですか?」
「開ける装置のボタンを押すと開きます。いろいろなところについています。」
「どんなきもちでうんてんしていますか?」
「たくさんの人が電車に乗るので、まずは、安全に目的地まで運ぶことを第一に考えています。走っていて危険な場所がないか注意しながら、皆さんを運ぶように心掛けています。」
「どうしてうんてんしゅさんになったんですか?」
「電車が好きだから、運転してみたい気持ちが強かったです。あとは、みんなの役に立つ仕事がしたと思ったからです。」
「どうしてきっぷはひつようなんですか?」
「お金の代わりに買うことで、降りる時の証明になります。
そのために切符が必要です。」
「きっぷは、どうしてきるんですか?」
「それぞれの駅ではさみの切る形が違うので、どこの駅で乗ったのか分かるために切ります。」
まだまだお聞きしたい気持ちでいっぱいでしたが、たくさんの想いに応えて下さいました。
そして、特別に、一人ずつ乗務員室に入り、運転席に座らせて頂きました。貴重な体験にきらきらと目を輝かせていたこどもたち。帰りには、窓口で、自分で切符を求める経験もさせて頂きました。
帰り道・・・
「あーほんとうにたのしかったー!」
「まだ、えきがないよ!」
「きっぷもないね!」
「れすとらんえきは、すーぷのつきのかたちにきったら?」
楽しかった思い出話と共に、自分たちののりものの世界をこれからどう創っていこうかと帰りも話が尽きない車内でした。
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たくさんのことを見て、触れて、感じてきた子どもたち。どんな風に、のりものの世界へつながっていくのでしょうか・・・
これからの生活がますます楽しみです。