ある日、おてがみのなかまのおあつまりで、どんなお手紙を作りたいのか、みんなで絵を描いてみることにしました。

そのなかで、ある女の方が「すてきなさんにんぐみのおてがみをつくりたい!」と、帽子の絵を描いて、お伝えしてくれました。

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『すてきな三にんぐみ』 トミー・アンゲラー さく・いまえよしとも やく/偕成社

そこで、おてがみのなかまに提案してみると・・・

「いいね~!!」 「つくろ~う!!」

早速、1つめのお手紙が決まりました!

作るお手紙が決まってからは、絵を描いたり、はさみやさんや、のりやさんをしたり・・・と、おあつまり以外の時間にも、クラスの垣根を越えて、みんなでお手紙作りに励んでいます!

つきぐみさん(3歳のクラス)も、お手紙作りのお手伝い♪

1枚1枚、版画で刷って作った『すてきな三にんぐみ』のお手紙です。

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「ぽすと も、すてきなさんにんぐみでつくるのはどう・・・?」

「えっ!いいね~!!!」と思わず、立ち上がって喜ぶ方もいました。

そこから、『すてきな三にんぐみ』の絵本の、どのページでポストを作るのか、話し合いになりました。

「ここがいいなっておもっているんだ~!」「いいよ~!」

「わたしは、さいしょのところがいいな!」

「でも、こわいからなぁ・・・」「つくるのも、むずかしそう・・・」

なかなか、みんなの気持ちはひとつになりませんでしたが、もう一度、絵本に出てくる絵をひとつずつ見てみることにーーー。

「これがいいな!」 (最後のページの“ すてきな三にんぐみ ”にそっくりな塔の絵を見て・・・)

「どうしても、さいしょのとこがいいな・・・」

「さいしょのところは、かんばんにしたらいいんじゃない?」

「それなら、いいよ~!」

・・・と、話し合いを通して、みんなの気持ちがひとつになりました!

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おてがみのなかまの話し合いの広がり方には、毎回、驚くばかりです・・・!

最初の頃は、表情の硬かった うめぐみさん(4歳のクラス)も、おあつまりを重ねるごとに、少しずつ言葉が増えてきました。

そんな、うめぐみさんの言葉を、うみぐみさん(5歳のクラス)が優しく受け止めて、さらにアイデアを膨らませて伝えてくれる姿に、改めて “ 縦割り ” で過ごす良さを感じています。

この仲間でどんなことができるのか、これからの生活がとても楽しみです!