今年は、お天気に恵まれ、どのクラスもたくさん遠足に行くことができた秋。12月に入り、一気に冬がやってきたような気がします。子どもたちも、お部屋で過ごす時間が増えました。
どのお部屋でも、朝からなんだか楽しそうなことをしてる様子。
お集まりをしていても、いろんなところから、楽しい歌声や、素敵な楽器の音色が聴こえてきます。
11月の後半頃から12月にかけて、各クラスでは、
クリスマス会を創る生活が繰り広げられます。
劇や合奏、歌、詩など、各クラスの個性を生かし、こどもたちと一緒に考え、話し合いながら創っていきます。
劇では、クラスごとに、どんな劇をしたいかという話し合いから
こどもたちと行い、その話し合いは、何日、何週間に及ぶこともあります。
仲間みんなが納得できるまで、とことん話し合って、一つのものを決めていきます。
劇が決まると、自分が何になりたいか、自分のしたいものを考え、人数は多ければまたそこで話し合い、なりたいものを決めていきます。
そして、お面や人形、背景や舞台に必要なものなどをみんなで相談しながら、つくっていきます。
クリスマス会の経験のない3歳のクラスは、劇あそびや、合奏、歌など、お部屋で楽しんでいたものを大好きなお母さんたちにお見せしたい!という気持ちで、クリスマス会を開いています。
他のクラスの仲間に、お客さんになって見に来てもらい、
「どうだった?」「こうしたほうがいいよ!」と、伝えてもらい、こどもたちは、さらによくなりたい!という気持ちで、創っていきます。
クリスマス会当日まで、
こうしてお互いのクラスを行き来しながら、
創り上げていく生活を積み重ねます。
一人ひとりが役割を持ち、その持ち場を守り、
誰一人かけても成り立たない、そんな生活をこどもたちはしています。
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ある日のお部屋の様子です!
うめ組さんのお部屋では、段ボールに絵を描いているようです。
「えーかけないよー!」
(先生)「大丈夫!描いてごらん!」
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つき組さんも、楽器を楽しんでいます。
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うみ組さんは、墨で絵を描いています。
何になるのでしょうか?
また別の日・・・
昨日描いたものを切って、色を貼っています。
劇に使う物を作っています。
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つきぐみさんでは、お母さんたちをお呼びするための招待状づくりをしています!
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うみぐみさんが、うめぐみさんと歌のお聞かせ合い。
1ヶ月以上かけて、積み重ね、楽しんできた生活を、「だいすきなおかあさん、おとうさんに、みてもらいたい!」そんな気持ちで迎えるクリスマス会。
みんなで楽しく過ごすひととき、その瞬間にも、世界では苦しんでいる人がいるということ、同じ地球に住む仲間に想いを馳せる・・・そんなひとときになることを祈って。