〈ページェント『かえるのつなひき』〉
夏休みから楽しみ、読み込んできた絵本の世界を、
ページェント(野外劇)として繰り広げました。
かーま かーま むかしの おきなわじま。
田んぼの稲に悪い虫がつき、見かねた王様が
「むらぜんたいの いねを やきはらえ!」と命令します。
その様子を見ていたかえるたちは大慌て!
「にんげんは くいもんが なくなったら きっとおれたちを とってくう!」 「ちゃすがやー、ちゃすがやー!」 「あぜみちで おまつりさわぎをすればよい。
むしはおどろいて みずにおちて しぬだろう。
それには つなひきが いちばんだ!」
ものしりがえるの一言で、かえるたちは つなひきのお祭りの支度に取り掛かります。
ぎょうれつの けいこ
「だんだん じょうずに たてるようになってきたよ」
なりもののけいこ
「きりりん ぽんぽん うちゃんと ちゃんぐ ちゃんぐ」
かえるたちが 一斉につなを持ち上げます。
「わーい、たった!たった!」「かえるが たった!」
かえるのおまつりの はじまり はじまりー。
「やっすー やい やい!」
天から見ていたかみなりも喜んで 雨を降らせます。すると… 「むしは しんじゃった!」「むしは しんじゃった!」
この大雨で、虫たちは流され、稲は命を取り戻します。
そして、村人たちも、かえるたちも、平和な生活を取り戻しました。
『かえるのつなひき』の絵本を存分に楽しみ、心と体をつかって 思い切りその世界を表現していました。