9月1日 朝。
「おはよう!きょう、ねこのえほん もってきたよ!」
「ぼくは、おうさまになるんだ!」
「わたしは、ぴんくのすかーとのねこさん!」
「ねえ、みてみて!おうさまのよだれ こんなにおおきいよ!」
「ほんとだ-っ!!」
「くいしんぼうだね~!」
「あはは~っ」
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今年のページェントは―
シビル・ウェッタシンハ さく
まつおかきょうこ やく
『ねこのくにのおきゃくさま』
(福音館書店)
うみをこえたはるかかなたに、ねこのくにがありました。
ねこのくにのひとたちは、みなはたらきもので、くらしにひつようなものは、ぜんぶじぶんたちのてでつくりました。
なにふじゆうないくらしをしていましたが、それでも、とてもしあわせ・・・というわけではありませんでした。
なにかがたりなかったのです。
ねこのくにのひとたちは、はたらくことはしっていましたが、たのしむことをしりませんでした。
このくにには、おんがくもおどりもなかったのです。
ところが、あるひ、うみのむこうから、みたこともないふねがあらわれ、みたこともないひとたちが、おりてきました。
さて、この見たこともないおきゃくたちは、何を伝えに来てくれたのでしょう・・・
そして、このおきゃくの正体は・・・?
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スリランカ出身の作者が描く、色彩鮮やかな絵と、細部まで描き込まれた世界。
夏休み、各家庭でたくさん読み込んで、こどもの中に広がった『ねこのくにのおきゃくさま』の世界。
その世界を持ち寄るところから、2学期の生活が始まります。
そして、2学期初日・・・
こどもたちは、すぐに仲間と一緒に絵本を囲んで、いろんな発見をしたり、それぞれ自分のなりたいものを選んだり、早速『ねこのくにのおきゃくさま』の世界を楽しんでいます 。
さて、これから、どんな生活が創られていくのでしょう。
運動会を創る 3 を お楽しみに!!