「おてがみかきたい!」
「わたしはとどけたい!」
「わたしもー!」
「ぽすとにおてがみいれたいんだよね〜」
「たのしそうだなっておもってさ」
『おてがみがすきなんだ』

と集まってきた29人(27人+職員2人)のおてがみのなかま。
自分たちで手紙を書いて届けたいと伝えてくれたなかまたちに、あそびのひろばのなかまやれすとらんのなかまはどんなことができるか問いかけてみると・・・

IMG_3235「いっぱいおてがみつくってかけるようにしたらいいんじゃない?」
「つきさんとかじかけないよね」
「となりにいて、かいてあげたらいいんじゃない?」
たくさんおてがみつくろう!と作りたいおてがみを考える生活が始まりました。
どんなおてがみを作りたいか絵に描いてもらうと、様々なアイデアが。

syuriken

しゅりけん、ほし、にじ、おうち・・・

そんな中、うみぐみの男の方が、クリスマス会の劇で楽しんだ影絵が印象に残っていたようで、中が透けるフィルムのおてがみを考え、実際に作ってきてくれました。素敵なアイデアに惹かれたなかまたち。どんな形で作ったら良いか、こどもたちが描いた絵を見ながら話し合うと・・・。kudamono

「これでつくったらいいんじゃない?」

\いいね〜!/

うめぐみの女の方が描いてくれた くだものの形のおてがみを作ることに決まりました。
さっそく次の日から始まったおてがみ作り。
「なんだかばななのにおいがする〜!!」
「みてみて、ばななとりんごをあわせたら、ゆうひのいろになったよ」
「わあ、ほんとだー!!」
と、楽しみながらつくっている姿があります。

そして、ある日のこと、 “くちからおてがみをいれるぽすとをつくりたい” と家で考えてきてくれたうみぐみの女の方が、お集まりで2冊の絵本を提案してくれました。

1冊目は・・・
01-0085_01『だいくとおにろく』
「おにのくちにいれるの...?」
「えーこわいよー」

2冊目は・・・
01-0228_01『ロボットカミイ』
「かわいいー!」
「つくりたい!!」

\\ろぼっと・かみいのぽすとをつくろう!//

どうやって作る?
かみいだからだんぼーるでつくったらいいよね!」
「えのぐでぬったらいいんじゃない?」
「でもえのぐはみずが入ってるからやぶけちゃうよ」
「そっかー・・・」
「じゃあ、きいろのかみはるのは?」
「いいね〜!」
「でものりもみずなんだけどね〜!」

おてがみはどこからいれる?
「くちからいれたい!」
「でもさ、くちからおてがみいれたら、くびでつまっちゃうよね」
「じゃあさ、からだのところからいれられるようにしたらいいんじゃない?」
「そうしよう!」
「ぽすとってまちのなかのいろんなところにあるじゃん?
だからさ、かみいだけじゃなくてほかにもいっぱいつくらなきゃだよね?!」

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新しく集まったなかま、ということもあり、最初の頃のお集まりでは、
「えー、わからない・・・」
「せんせいたちもかんがえてよー!」
と、なかなか言葉が上がりませんでした。でも話し合いを重ねていくうちに、少しずつではあるけれど、
「こうしたらいいんじゃない?」
と、心の中で考えていることを出せるようになり、言葉が飛び交うようになってきました。
自分の思いを相手に伝えることは難しいことだけれど、だからこそ ‟手紙を届ける” だけでなく、‟みんなの気持ちも届け合える” ような、そんなおてがみのなかまになれたら...と思っています。