運動会が終わってから、晴れた日には、
毎日のように遠足に行き、秋を満喫した子どもたち。
木々の色の移り変わりと共に、日に日に寒さも増し、
お部屋で過ごす時間が増えてきました。
お集まりをしていると、どこのお部屋からも、
楽しい歌声や、素敵な楽器の音色などが聴こえてきます。
11月の後半頃から12月にかけて、各クラスでは、
クリスマス会を創る生活が繰り広げられます。
劇や合奏、歌、詩など、各クラスの個性を生かし、
子ども達の様子を見ながら、こどもたちと共に考え、
話し合いながら創っていきます。
劇では、どんな劇をしたいかという話し合いから
こどもたちと行い、自分がなりたいものを決めていきます。
その話し合いは、何日、何週間に及ぶこともあります。
仲間みんなが納得できるまで、とことん話し合って、
一つのものを決めていきます。
クリスマス会をまだ知らない3歳のクラスでも
毎日している劇あそびや、合奏、歌などを大好きなお母さんたちにもお見せしたいという気持ちで、創っています。
他のクラスの仲間に、お客さんになって見に来てもらい、
「どうだった?」「こうしたほうがいいよ!」と、伝えてもらい、こどもたちは、さらによくなりたい!という気持ちで、創っていきます。
クリスマス会当日まで、
こうしてお互いのクラスを行き来しながら、
創り上げていく生活を積み重ねます。
一人ひとりが役割を持ち、その持ち場を守り、
誰一人かけても成り立たない、そんな生活をしているのです。
そして、クリスマス会当日・・・。
「おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!」
ー3歳のクラス 劇遊び「三びきのやぎのがらがらどん」ー
どのクラスも、大好きなお母さんをお客さんとしてお招きして、
心温まるひとときを過ごしました。
キャンドルの灯りを囲みながら、地球のこと、平和のこと、命のことに想う時間は、子ども達の心の中に希望の光のように残ることでしょう・・・。