1月15日(火)

中庭で幼稚園中の仲間が集まって、♪子供の村 を歌いました。

「こどものむら はじまるよー!」
「それぞれのなかまにわかれよう!」

いよいよ、こどものむらの生活が始まりました。

それぞれの仲間のお部屋をそっとのぞいてみましょう。

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≪たのしいことをおみせするなかま≫

「たのしいことをしたいから、このなかまになりたいとおもったの!」
「たのしいことをおみせするなかまになったら、たのしいことができるから、いいなとおもって。」
「わたしも!!たのしいことをおきゃくさんにおみせしたいんだー!!」

初めて、この仲間で顔を合わせた時、目をきらきらと輝かせながら、自信を持って自分の想いをお伝えしてくれた、たのしいことをおみせする仲間たち。

「げきがしたいなぁ。」
「かげえもしたいな!」
「おにんぎょうもつくろうよ!」
「みんなでがっそうもしたいね!」
「うたいたいなぁ~♬」
「ぼくは、てじなをしてみたいな~!」

こどもたちの頭の中は、“たのしいこと” でいっぱいの様です。

次の日、早速みんなで影絵遊びをしてみることに・・・

それは、それは、楽しい時間でした。

この他にも、楽器遊びをしたり、手品に挑戦したり。

まずは、自分たちが心躍るような楽しい時間を過ごしている仲間たちです。

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≪あそびのひろばをつくるなかま≫

初めて顔を合わせた日、少し緊張した面持ちで入って来た子どもたち。クラスごとに、お名前をお伝えしてもらうと、「よろしくね!!」と言いながら、照れたようなでもなんだか嬉しそうな表情に。

この仲間で、どんなことをしたいかお聞きすると、「あそぶものをつくりたい!」という声が上がり、ある方が早速、「ぼくね、めいろつくりたい!」とお伝えしてくれました。
すると、周りの方たちも・・・
「めいろかー。」
「めいろにおとしあなもつくったら、どう?」
「とおせんぼしたい!」
「めいろには、せっけいずがひつようだね!」

と、一人の意見から、ぐんと話が広がり、仲間たち一人ひとりのなかに、おもしろそう!という想いが膨らみました。

そこで、それまでお部屋で楽しんでいたものたちも合わせて、めいろをつくってみることに。

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あっちに道をつくり、こっちに道をつくり、どんどん伸びて広がっていくめいろに夢中になり、目を輝かせていたこどもたち。段ボール箱を積み重ねたり、行き止まりやトンネルをつくったり、みんなでつくっていると、様々なアイデアが生まれました。

さて、これから、どのような世界が広がっていくのでしょうか?

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≪のりもののなかな≫

「いろんなのりものをつくりたい!」
「のりものがだいすきから!!」

それぞれに想いを持ちながら集まったのりものの仲間たち。
初めて顔を合わせた日から早速、
“どんなのりものをつくりたいか?” 様々な意見が飛び出しました。

「しんかんせん はやぶさつくろうよ!」
「ぎんしろぴんくのでんしゃ」
「じょうばんせん かいそく!」
大好きでたまらないのりものの名前が挙がる中、ある方が、
「こどものむらにしかないのりものをつくりたい!」と。

まさに、こどもでつくる、こどものむらを感じた瞬間でした。
この言葉が、仲間の中に響いたのでしょうか、次のお集まりの時には・・・

「きんぎょばす!うみのなかをおよいではしってすすむの!」
「いぬのばす!」
「くわがたのくるま!ばったのくるま!あひるのくるま!」
「11ぴきのねこのでんしゃは?」
「むしとか、どうぶつとかのでんしゃつくろう!」
「かぼちゃのばす!」
「ぴあののでんしゃは?」
「くじらのばすはどう?」
「たくさんのってほしい!」
「さめのでんしゃは?おくちからがぶってして、おきゃくさんがのって、でぐちはおしりなの!」

絵を描いてきてくれて、見せながらお伝えしてくれる方もいたり、一人ひとりのやわらかな感覚から、次々と夢のようなのりものが、溢れ出してきました。
つくりたいものがありすぎて、何を作ろうか、悩んでしまうほど・・・。

さて、これから、どんな風に話し合って、のりものをつくっていくのでしょう。

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≪れすとらんのなかま≫

「おいしいものつくってねっていわれたね・・・」
「れすとらんしてねっていってた!」

お兄さん、お姉さんたちから、お任せされたことが嬉しくてたまらない様子のつきほしさん。お誘いを受けてから初めてつきほしの仲間でお集まりをした時のこと・・・。

「れすとらん、いったことあるよ!」
「ぼくも!」「ぱぱとままといったんだよ。」
「ごはんをたべられるところだよ。」

“れすとらん” と聞いただけで、次々と言葉が溢れ出します。その中で、自ら前に出てきた方が、「みんなにお伝えしたいことがあるの」と、こんなことを伝えてくれました。

「れすとらんってね、ごはんをたべられろところなんだけどね、おいしくくって、みんながうれしくなっちゃうところなんだよ。」

この言葉はみんなの心に響いたようで、
「おいしいもの、つくりたいね!」
「みんなが、よろこぶもの。」
「おいしくなかったら、みんなびっくりしちゃうもんね。」

こども自身から湧き出た言葉が、みんなの心を一つにしたように感じられたひとときでした。

“おいしいねって、たべてほしい。”
“うれしくなっちゃうくらいおいしいもの”
こどもたちの心に、みんなによろこんでほしいという気持ちが芽生えていることに驚かされると共に、これからの生活が楽しみです。