ある日のことー。お腹を空かせたアライグマさんたちが、美味しいごちそうを探しに出掛けていると・・・。
森の仲間たちが、おめんや、しっぽなど、身につけるものを作っていました。
「これ、なあに?」
「おめんだよ!」
「しってるよ!おまつりのときにかってもらったことあるよ!」
「ちがうよ。これは、あたまにかぶるんだよ!」
「こうやって、しんぶんしをのりではってね、そのあと、いろをはって、つくるんだよ!」
「あらいぐまさんも、つくってみてね!」
ということで、お部屋に戻り、さっそく作ってみることにしました。
「のりをたーっぷりつけてー」
「かみは、ぐしゃぐしゃにするんだって!」
気づけば、お部屋は新聞紙だらけ。
その集中力は、なかなかのものです。
新聞紙の土台ができたら、自分たちの手であらいぐまの色に染めた和紙を貼っていきます。
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自分たちの手で、初めて作ったおめんたち。
並んだおめんを見ているだけで、愛おしく感じるほど、味のある素敵なおめんができてきました。