こどもたちと今、楽しんでいる歌 ♪ ゆかいに歩けば
こどもの日に、こどもたちと一緒に歌う歌です。
こどもたちは1番3番を歌いましたら、そのまま手をつないで、しょうぶ公園に繰り出していきます。
お母さま方には、手拍子と共に、1番3番と繰り返して歌っていただき、こどもたちを送り出していただけたら、と思います。
ご家庭で楽しんでいただき、当日、皆さんで歌声を合わせられたら・・・と思います。
♪ゆかいに歩けば
2022年04月20日
こどもたちと今、楽しんでいる歌 ♪ ゆかいに歩けば
こどもの日に、こどもたちと一緒に歌う歌です。
こどもたちは1番3番を歌いましたら、そのまま手をつないで、しょうぶ公園に繰り出していきます。
お母さま方には、手拍子と共に、1番3番と繰り返して歌っていただき、こどもたちを送り出していただけたら、と思います。
ご家庭で楽しんでいただき、当日、皆さんで歌声を合わせられたら・・・と思います。
♪ゆかいに歩けば
2022年01月14日
冬休み前から、こどものむらの生活を楽しみにしていたうみぐみの仲間たち。3学期に入って、みんなでこどものむらのお話をしていると、つきぐみさんは、こどものむらのことを何も知らないことに気づきました。
「おきゃくさんとしてきてもらおうよ!」
「ぼくたちのなかまでたいへんなときにおてつだいしてもらう?」
「じぶんたちもいろいろつくったりしたいんじゃないかな?」
「むらにいるとき、ぜったいおなかすくよね!?」
「れすとらんなら、あまいものも、しょっぱいものもあるよ!」
「れすとらんおねがいしたら、いいんじゃない?」
その頃、うめぐみさんでも、こどものむらのことを思い出して・・・
「あ!つきぐみさんにおしえてあげないと!!」
「こどものむら きてねっていう?」
「こどものむら いっしょにしよう がいいよ。」
「おいしいひろばしてもらう?」
「まえ、したよね!」
「もういっかいしたいなぁー」
「うみぐみさんにそうだんしよう!!」
すると、ちょうどうみぐみさんがきてくれたので、さっそく相談しました。
こどもたちから、つきぐみさんにお願いするのに、「れすとらん」か、「おいしいひろば」か、悩んでいると、
「ふたつをあわせて、おいしいれすとらんは、どう?」
「いいねー!!」
翌日、つきぐみさんにお伝えしに行きました.
\\\\\ こどものむら いっしょにしよう!!/////
「いいよー!!」
「こどものむらってなに?」
「なかまでわかれて、たのしいことしたり、いろいろつくったりするんだよ!」
「どこでするの?」
「ようちえんでみんなでするんだよ!」
「つきぐみさんには、おいしいれすとらんおねがいしてもいい?」
「いいよー! がんばるね!」
と、嬉しそうに引き受けてくれたつきぐみさん。
さあ、幼稚園中のみんなで創り上げていく、こどものむらが始まります。得意なこと、好きなこと、それぞれ違う仲間が集まれば、十人十色の輝きが広がることでしょう。
これから創り上げていく生活がとても楽しみです。
2021年09月29日
まだまだ先の見えない状況の中で始まった2学期。
子どもたちとできることを楽しもうと、少しずつ運動会の生活が始まりました!
ある日のうみ組さん、うめ組さんのお部屋では・・・。
「うみのがくたい、なりたいものかんがえてきたよ!」
「いるかしたいの!」
「つくるものたくさんあるね!」
「とんかちとくぎで、ふねつくりたいなっ!」
「ぼくは、ふねになりたいな・・・」
自分の中に、海のがくたいの世界を広げ、何になりたいのか、何が必要なのか、想いを膨らませる姿があります。今まで
経験してきたことを思い出すかのように、うみ組さんのお部屋では、こんなやり取りがありました。
「つきぐみさんって、うんどうかいのことしっているのかなぁ?」
「わたしたちも、つきぐみのとき、おにいさんがおさそいしてくれたよね!」
「つきぐみさんはちいさいから、ちっちゃなさかなおねがいするのはどうかな?」
「いいねー!!」
うめぐみさんにこのことをお伝えし、つきぐみさんを中庭にお呼びしました。
「いっしょにうんどうかいしよう!」
「うみのがくたいで、ちいさいさかな、おねがいしてもいい?」
「はたもかいてね!」
「しょうぶこうえんで、うわばきでするんだよ!」
「はたはね、つるつるのほうにかくんだよー」
おつたえしたいことがたくさんあって、みんなの言葉が湧き出てきました。
初めは、きょとんとした表情を見せていたつきぐみさんでしたが、幼稚園のおにいさんおねえさんの楽しそうにお伝えする姿を見て、『いいよー!』と応えてくれました。
さて、これから、うみのがくたいの生活が始まります。
海の中の世界、せんいんさんとのやりとりなど、深めていきながら、運動会の生活を存分に楽しんでいきたいと思います。
最近の様子です。
2021年09月22日
新しい仲間をお迎えし、つき組さん、うめ組さんは、一つ大きいクラスになって迎えた4月。
お母さんと離れがたくて、まだ涙している方もいますが、楽しいことを見つけ始めたこどもたち。
大きいクラスのこどもたちから、伝え合って、こどもの日を創る生活が始まりました。
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そして、待ちに待ったこどもの日。
うみ組さんがつくった大のぼりが、大空高く上がりました。
登園してくるこどもたちを見守っているようです。
おへやでエプロンを着て、自分で折り、色を付けたかぶとをかぶって、外庭に集まります。
各クラスごとに、想いを込めてつくったこいのぼりを持っています。
大きいクラス うみ組さんの大だいこ、小だいこのリズムに合わせ、♫こいのぼりの歌を歌います。
その歌に合わせて、こいのぼりが上がります。
大きいクラスのお兄さん、お姉さんと手をつないで、うれしそう。
「まーるくなーれー わーにーなーれー」
みんなで、わらべうたを楽しみます!
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一番の盛り上がりは、大きいクラスのバッカン!
じゃんけんをして、勝ったかたは、負けたかたを自分の陣地に引っ張ります。たくさんつかまえたほうの勝ちです!
応援しているお母さんたちも、思わず熱くなっています。
新緑の中、大好きなお母さんと一緒に、楽しい1日を過ごしました。
2021年08月07日
ー紙作りー
いよいよ、幼稚園の楮(こうぞ)の木で、こどもたちの調べた手順に沿って紙を一から作ることになりました。
② 次に水につけた楮の黒皮をむきます。 次に甘皮というものを包丁や定規などを使って丁寧にとり除きます。この作業がとても大変で、子どもたちは「かみをつくるおしごとのひとは、まいにちこれをずっとしているんだよね。すごいね。」と言いながら黙々と仕事に取り掛かっていました。
③ 甘皮をとる
④ 甘皮を取り除いてきれいになった白皮をなべで重曹と一緒に煮立たせゴミ取りを行います。
私たちがもういいんじゃない?と問いかけても「まだごみがのこってる」と言いながら作業をする姿は職人そのものです。
⑤ 次に白皮を朝から降園の時間までたたきます。疲れたら外へ駆け出し、代わる代わる子供たちがたたく姿がありました。
いよいよ紙をすくときが来ました。沢山の工程を経て出来た楮の繊維、おくらを使ったねり、水をケースにいれて、自分たちで作った紙を漉く道具をつかい、紙を思いおもいにすくってみることに・・・・
「どうやってかみをすくのかな。」
「なんだかぼこぼこしちゃった。」
「かみどこにかわかそうか」
「たいようにちかいまどにはってみよう」
「すぐにかわきそうだね!」
乾いて剝がす時にも・・・
「なんかうまくはがせないな~」
「うすいかみができた、やっとかみになったね!」
「でもうすすぎてもじがかけなさそう」
初めての紙づくりをしてみて気づいたこと、知りたいことが沢山出てきたようで紙のことをよく知っている職人さんに来てもらうことにしました。
東京和紙の篠田さんという方に来ていただき、和紙は何で出来ているのか、和紙の漉き方、ねりに使われるトロロアオイという植物を実際に見せていただいたり丁寧に色々なことを教えて頂きました。そして乾燥してある楮の黒皮も頂き、見て聞いて学んだことを元にもう一度紙を子どもたちの力で作ってみました。
出来上がった紙をみた子どもたちは「うわ~かみができてる!」「うすくないね」「これでじがかけるよ」と自分たちで作った紙のにおいをかいだり優しくなでたり、木で作った紙のぬくもりを感じているようでした。
ー劇づくりー
出来た紙で何をしたいかうみぐみの子どもたちと話しました。
・えをかきたい
・しのださんにおてがみをかきたい
・えほんをつくりたい
・こいのぼりをつくりたい
いろいろ話し合い、26人の仲間で、自分たちで考えたこいのぼりのお話を元に『こいのぼりのぼうけん』という劇を作りました。
かなへびや、とかげなど子どもたちが夢中になっている生き物が登場し、今を目いっぱい楽しんでいる子どもたちの生活と、劇が繋がっているなと感じる一幕でもありました。
自分たちで作った紙は、こいのぼりと幼稚園中の仲間とお母さんを招待するチケットにして劇をお見せすることが出来ました。
入園して二年間、この仲間で喜びも悲しみも分かち合ってきたからこそ一か月半の生活を存分に楽しめたのだと思います。
初めて社会に出て、自分とは考えが異なる者と生活をしていればぶつかりあうこともたくさんあります。ここでは、どんなことでも話し合うことを大切にしています。自分の気持ちを相手に伝えること、相手の気持ちを聞くこと、どうしたらいいか、共に考えること、そういった積み重ねが、今の仲間関係を築き、この1か月半の生活を創り上げたのでしょう。
2021年08月01日
ーはじまりー
幼稚園で一番大きいクラスになったうみ組の子どもたち。
「やさしくて、かっこいいうみぐみさんになりたい!」
と言っていた子どもたちは、青色のエプロンを着て、入園したばかりの小さい方たちのお世話をしに行ったり、困っている方のそばに寄り添ったりする姿も見られた4月。
こどもの日を創る生活が始まり、
「こいのぼりつくろう!」と、こいのぼりにする ”雲竜紙” という和紙を見せると、
「うわー、おおきい!」
「つるつるしてるね!」
「ぼこぼこもあるよ!」
「このかみって、なにからできているのかな?」
「きのこなをあつめたらできるんだよ。」
「はっぱだよ!」
「かみはしろいから、わたしはたんぽぽのわたげだとおもうなぁ。」
「えんそくいったときにいろいろあつめてつくってみよう。」「いいねー!!」
一人の仲間の声がきっかけとなって、その日から紙づくりに挑戦してみることにしました。
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ー紙づくりの生活ー
遠足に出かけた公園で、自分の考える ”紙だと思うもの” を見つけて、ビニール袋に詰め込み、その次の日から、紙づくりが始まりました。
「つぶして、こなごなにしてみよう!」
「みずもいれてみよう!」
「いいねぇー」
「こむぎことみずをまぜてかまらせたら、かみができるとおもうよ。」
試行錯誤してみましたが、結果は・・・
「ただのばらばらのはっぱだ・・・」
「これじゃ、じもかけないよ」
「もういっかいみずでかためたら、できるのかなぁ」
「またおなじことになるよ。」
こどもたちも納得のいくものではなかったようで、遠足行くたびに、「これならできるかも?」と、追究する姿が見られました。
子どもたちのその物事にまっすぐに突き進むひたむきさには、日々驚かされることばかりです。
もし私たち大人がすぐに答えに導き出せばきっとこどもたちの知りたい、やってみたいという気持ちは失われてしまっていたことでしょう。
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ー1冊の絵本との出会いー
日を追うごとにどうすれば紙ができるのか、お家で調べて紙に書いて持ってきてくれる方や図鑑を持ってきてくれる方がいました。
そんなある日のこと、一冊の絵本に子どもたちと出会いました。
この絵本の中に、こんな一幕がありました。
「わたしたちがつくりたいかみだ!」
「きのせんいっていってたね。」
「それずかんにのってたよ!」
「こうぞっていうきだと つよいかみができるんだって」
「〇〇ちゃんがしらべてくれたつくりかたにもかいてあったね」「ねりってなんだ?」
今まで追求し、調べてきたことをすり合わせるかのように子どもたちの言葉が重なっていました。こうして図鑑や作り方の書いた紙を一緒に見てみると紙づくりに必要なものは3つあることが分かりました
・きのせんい(こうぞ)
・ねり
・みず
「こうぞってくわかのきなんだね」
「こうぞ ようちえんのちかくにあるのしってる!」
クラスの中で「虫博士」と言われている男の方がどんなことでも知っていて4歳のうめぐみの時に幼稚園近くの楮の木の実を食べたお話を聞きました。
「ねりってなんだろう」
「とろろあおいっていうのからとれるって!」
「ずかんのしゃしんみるととろとろしてるね」
とろとろしているものが他にないかみんなで考えてみると・・・
「とろろとか?」
「シチューもとろとろ!」
「なまくりーむとか?」
「なっとうおうちにあるからもってくる!」
「みどりいろで、かくかくしてて、なかにまるいつぶがあるやさいも とろとろしているよ」
「なめこも」
「おこめ、つぶしたらとろ~んってするよ。」
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ーねり作りー
その翌日から、ねり作りが始まりました。
お家から持ってきてくれた野菜などを一つずつ布に入れて絞ったり、おくらは茹でて刻んですり鉢ですったり、子どもたちの思うように試してみました。
合計6つの ねりを作った子どもたち。一つずつすくってみると、、、
「うわ~すごいなっとうねばねばー」
「なめこはあんまりだね」
「お!いまのところなめたけがいちばんだね」
「ごはんはとろとろじゃなくておみずみたい・・・あれれ?」
「やまいもすごいとろとろでいいかも!」
そして、最後におくらをすくってみた時の歓声といったら!!「わあーすごーい!!ねばねばだ~!!!」
時間をかけて研究したからこそ、子どもたちの喜びは大きかったようです。
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ー木枠づくりー
そしてねり作りなどに並行して紙づくりの時に紙を漉く道具も必要なことに気づいた子どもたち。誰に教えてもらおうか考えていると真っ先に挙がったのは、いつも幼稚園のあらゆるものを直してくれる健先生でした。
早速、健先生にお願いをし、教えていただきました。
はじめての大工仕事だったので、説明をしてくださっている健先生の言葉に子どもたちも真剣なまなざしで聞く姿がありました。
初めてのこぎりやトンカチを使っての作業は、慎重に慎重に大工仕事を行う方、本物の大工さんかのように木を切る方などそれぞれでした。
紙づくりに必要なねりと紙を漉くときに必要な道具が出来、幼稚園の楮を切って朝登園してきた子どもたちに見せているとある方がこんなことを呟きました。
・・・こうぞのきも いきているのに きっていいの?
まさか子どもの口からこんな言葉が出てくるとは思ってもいませんでした。クラスの仲間にもこのことを共有すると、
「そうだよね、きがかわいそう」
「しんじゃったらなにもできないもんね」
「でも、きだけじゃないよ。おはなにもいのちあるよ。わたしたちにも」
「どんなものにもいのちはあるとおもう」
「きがかわいそうだからかみづくりはしないでおこう」
「え・・・ここまでがんばったのにかみつくらないの?」
「やさしいきもちで たいせつにつかわせてもらうのはどう?」
「ありがとうっていうきもちはどう?」
紙づくりを通してどんなものにも命があるということに気づいたうみぐみさん。
3歳のつきぐみの頃から小さな生き物やお花などの植物に触れてきて身近に自然をかんじているみんなだからこそのやりとりだったように感じます。
日々の日常の中で常に命に向き合うことは難しいことかもしれないけれど、今回自分の命だけでなく他の命があることによって生かされていることを、この仲間で話し合う時間をもてたことはとても大きなことだったように感じます。
一人の発した言葉をクラスのみんなで考えること。
そこから更に自分の想いを言葉にして伝えること。
言葉にしなくても一人一人心の中で考えること。
二年間共に成長をしてきた仲間だからこそ、命という重いお話もみんなで受け止め、話し合うことが出来たのです。