常盤平幼稚園

子どもの図書館

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想像の世界の入口

常盤平幼稚園には子供のための図書館があります。
図書館の扉は、子どもを想像の世界へと招き入れる扉です。
そこで味わうお話の醍醐味は、クラスの仲間の共有財産となります。
子どもは一人残らずお話が大好きです。
幼い子どもにとって、耳から入る心地よい言葉は大切です。
その言葉に魅せられながら
絵本の世界を旅することは、どんなに楽しいことでしょう。

クラスのお部屋とは、ちょっと違う不思議な空間。
それが子どもの図書館です。

子どもたちと絵本

この園の子どもたちの生活は、絵本なくしては始まりません。
朝、みんなが集まれば絵本。帰りのさようならの前に絵本。
そして、週に1回、クラスごとに入る図書館では、 図書館の専任が、その季節や、クラスの子どもたちに合わせて、 今、出会わせたい絵本を選んで、子どもたちに読んでいます。

1日に2冊以上、1週間で10冊以上、1か月で平均50冊、1年にしたら、何百冊・・・
卒業までの3年だと・・・。
もちろん、読んだ本の数ではありません。
ただ、子どもたちは、幼稚園の3年間の生活の中で、 こんなにもたくさんの絵本に出会っているのです。
その、毎日の積み重ねの大きさを感じて頂ければ。

このブログでは、そんな日々の子どもたちと絵本との関わり、 様子、楽しんでいる絵本など、ご紹介していきます。

ムシムシエホン

2021年06月25日

ムシ博士がいる5才のクラス うみぐみで楽しんだ一冊202106mushimushii
ムシムシエホン
井上洋介さく
2005年10月 福音館書店 こどものとも年少版

だんごむし ぼくのともだち まるくなってごろごろごろ
てんとうむし わたしのともだち だからわたしもみずたまきてる

次々登場するムシとともだちになって
うちわをあおぎ、ちょうになったり
ありになってぎょうれつあるきしたり…  と
ページをひらく直前の子どもたちの期待感が何とも楽しい一冊です。
井上洋介さんの絵本は想像力をかきたてユーモア満載で楽しい本がいっぱいです。

にんじんだいこんごぼう

2021年06月25日

6月、3才のクラス、つきぐみさんの図書館でよんだ一冊です。

202106daikonninjingobo

にんじんだいこんごぼう
~日本の昔話より~

植垣歩子 再話・絵
2008年5月1日
こどものとも年少版 福音館書店刊

あるところに、にんじんとだいこんとごぼうがくらしていました。
さんにんのからだはもともとしろかったんですって。
それがねえ…。次のページを開くや…つきぐみさん全員の目が絵本に吸い寄せられました。
何と!!にんじん、だいこん、ごぼうの3人がどろんこ遊びをしていてどろだらけ… 。
まるでつきぐみさんそのものだったのです。
そしてどろだらけのさんにんはおふろに入ります。
まずにんじんさん…あちち、あちちのおふろでまっかっか。
次はだいこんさん… ぬるいおふろでごしごしまっしろ。
さいごはおふろのきらいなごぼうさん…いいかげんにあらったのでくろいまま。
それからずっとにんじんはあか、だいこんはしろ、ごぼうはくろなんですって。
はじめて出会った昔話をじっと聞き入っていたつきぐみさん、とても納得した様子でした。

11ぴきのねこ ふくろのなか

2021年06月25日

5月のうめぐみさんのとしょかんでよんだ一冊
20210611pikinonekohukuro
馬場のぼるさく
1982年12月 初版 (株)こぐま社刊

大人気の11ぴきシリーズですが、うめぐみさんにとって初めて出会うシリーズの一冊です。よむ前から皆の”たのしそう…”という期待感が伝わってきました。
とらねこたいしょうを先頭に11ぴきのねこがえんそくに出かけました。

お花畑にさしかかると…

はなをとるな

の看板。

こわれかけた吊橋に

きけん!はしをわたるな

の看板。

丘の上には

木にのぼるな

の看板です。

全てを無視し、11ぴきのねこたちは、はなをとり、つりばしをわたり、木の上でおべんとうをたべます。

木の下に大きなふくろと

ふくろにはいるな

をみたねこたちは…勿論ふくろに入ります。
すると、「ウヒヒ、アハハ」という笑い声と同時にふくろの口はぎゅっとしめられ、大きなばけものウヒアハの生け捕りになってしまいます。
捕らえられたねこたちは、ウヒアハ城の運動場でローラー引きの身となるのですが…

そこはしたたかなねこたち。
ウヒアハをまんまと谷底に落とし、一件落着。さて帰り路、意気揚々道路に出たねこたちですが…
「わたるな」の看板にドッキリ。
わたる…と予想した方は大はずれ。みんなで歩道橋をわたる結末です。

予想の裏、又裏をかく…といったユーモア満載のお話にうめぐみさんはドキドキしたり、笑ったりと、とても楽しんだ一冊でした。

のあさんとそらとぶきゅうじょたい

2021年04月02日

2月、こどものむらに無我夢中の4才のクラス うめぐみさんと楽しんだ一冊noasan

「のあさんとそらとぶきゅうじょたい
おおともやすお ぶん・え 1990年3月25日
福音館書店刊

舞台はアフリカ どうぶつほごく どうぶつきゅうじょたいの基地、ヘリコプターサバンナ2号の点検整備が終え、出動を待つばかり・・・。その時、” 遠い草原で象のこどもが迷子になっていて猛獣に食べられる危険あり ”  との急報が入り隊長の のあさんと隊員の みみさんはサバンナ2号のエンジンをスタート。
キーン、ギルルルル… 出動です。

うめぐみのみんなは、初めて聞いたり、見たりのアフリカ、サバンナの風景に目が釘付け。
” もうじゅうって? ”  ” あっらいおんがいる ”  ” あっしまうまだ ”  ” あそこにいるのはなに? ” … と興奮状態です。

「あっ!いました!」象のこども 発見です。ますい銃で眠らせ網でくるんでつり上げます。嵐をも乗り越え群の中に戻してやると、子象はおかあさんめがけて一目散。ブォー ブォー ブォーの象の挨拶をあとにサバンナ2号は基地に戻ります。

4歳、5歳、ちょうどうめぐみの年齢にぴったりのお話で「のあさんとどうぶつえん」「のあさんとさかなつり」と他に2冊ありますが、残念なことに、今は絶版です。

番ねずみのヤカちゃん

2021年04月02日

5才のクラス うみぐみさんが、お部屋で楽しんだ一冊。

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「番ねずみのヤカちゃん」
リチャード・ウィルバーさく
松岡享子やく 大杜玲子え
福音館書店刊

ドドさん夫婦の家には、壁の間にねずみのヤカちゃん一家が住んでいます。
大きくなった子ねずみたちが自分で暮らしていけるよう、おかあさんねずみは大事なことを3つ伝えます。

「どんなにお腹が空いてもドドさんたちが寝てしまうのを待つこと」
「台所に行ったら、あとを残さずきちんと片付けること」
「決して音を立ててはいけないこと」

おかあさんのいいつけをよく聞いた子どもたちでしたが、

うん、わかったよ!おかあさん

4番目の子ねずみ、” やかましや ” のヤカちゃんはどうしても声を小さくすることができません。
その声の大きいことといったら、うちじゅうが揺れるほど。

うみさんは、ヤカちゃんがドドさんたちに見つからないかハラハラしながらも、今度はいつ大声がとび出すのか、期待でわくわくしながら楽しみました。

ムッシュムニエルをごしょうかいします

2021年04月02日

4歳児 うめぐみさんが、お部屋で楽しんだ一冊。

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「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」
佐々木 マキ さく・え
1989年01月20日 福音館書店刊

ムッシュ・ムニエルはヤギですが、ふつうのやぎとはちょっとちがう。ムッシュ・ムニエルはまじゅつしなのです。

お話が3つに分かれていて、弟子を見つけようと町で目をつけた子どもに魔術をかけたり、マジシャンの代わりにサーカスに出たり、魔術で女の人の歌声を瓶にいれて、火を付け花火をあげるとおつきさまが落っこちてきたり… どのお話から読んでも楽しむことが出来る独特の世界観に子どもたちはくぎづけです!!
ひとたびおあつまりで「ムッシュムニエル読むよー」と伝えると早足でお部屋に戻ってきて、目を輝かせて待つ程大好きな絵本です。
佐々木マキさんのポップな絵と展開が楽しい素敵な一冊です。

やせたぶた

2021年04月02日

5歳児 うみぐみさんの2月の図書館で楽しんだ一冊。

yasetabuta

「やせたぶた」
きじまはじめ さく ほんだかつみ え
1970年7月5日福音館書店刊

ぶたのフータローはとてもやせていて、なかまからなぶりものにされる毎日でした。

たくさん食べてもふとれないフータローは、さるの博士の知恵により、おしりからポンプで空気を入れてもらい、見かけはまるまるとしたぶたに仕立ててもらい帰りかけますが、風が強くなる中、くじゃくのエミコにしがみつかれ、2匹は富士山を見下ろしながらの空中遊泳となるのですが、風向きが変わった途端に海中へ・・・。軽いおかげで命拾いをするのです。

その後、フータローは、さるの博士に鉄の輪で重石は・・・とすすめられますが、
” そんなのいやだ ” ともとのやせたぶたにもどります。
” ひとがどういったって、そんなことどうだっていいや、じぶんはじぶんさ ” とフータローはおもうのでした。

奇想天外なこの話に終始笑いころげたうみぐみさんでしたが、
最後の言葉に ” うん ” と納得がいったようでした。

今は絶版です。
長い間読み継がれてきたので、修正テープいっぱい。貫禄があります。

うみやまがっせん

2021年04月02日

3歳のクラス つきぐみさんがお部屋で楽しんだ一冊umiyama

「うみやまがっせん」
上沢謙二原案 長谷川摂子文 大島英太郎絵
こどものとも年中向き 1998年4月号

おさるが釣り竿をかついで山をおりてきて、釣り糸をたらすと…
のっとつれたのはおおきなたこ。
海と山のひっぱりっこ合戦のはじまり〜

どちらかにじわじわじわ…とひっぱられると、
「おーい、だれかきてくれ」

おさる、たこ、うさぎ、たい、たぬき、ひらめ…
どんどん どんどん増えていき、ついに糸と竿はぴんとはって動かない。
ひっぱりっこ合戦の決着はどのようにつくのでしょう。

” ひっぱりっこ ” とっても魅力的な一冊で初めて読んだときから、
一緒に声をだして白熱する子どもたち。
繰り返して読むうちに声もどんどん大きくなり、
なかでも「おーい、だれかきてくれ」の言葉が大好きになったつきぐみさん。

お弁当前の机を運ぶときも、つみ木を移動させたいときも、一人の力ではどうしようもないとき、
「おーい、だれかきてくれー!!」
お部屋に響き渡ると、聞きつけた仲間が助けにきてくれます。
こどものむらのときも、どこからか聞こえてきませんでしたか?

絵本の言葉をどんどん吸収していく子どもたち。つきぐみさんの合言葉になりました。

ことりのおさら

2021年02月17日

5才のクラスうみぐみさんと1月のとしょかんで楽しんだ一冊。
kotorinoosara
ことりのおさら
叶内拓哉 ぶん しゃしん
2010年1月 福音館書店刊

大きなおさらの端にちょこんと止まったことりの表紙をみたIくんが
” あっ!!めじろだ ” といち早く叫びました。

「ほらっ ことりがやってきた。」
「ちゅっ こくん みずをのんでる。」

” あっ!すずめ。 ” こどもたちの中から又、声が…。

「ばさっ」とやってきたのは大きなひよどり。
小さなことりはみな にげてしまいました。
その後やってきたしじゅうからはお皿の中で ” ばしゃ ばしゃ ばしゃ ” と水浴びです。

日常よく目にして親しんでいることりたちの姿を楽しんだ一冊です。

作者、叶内拓哉さんは「おおきなひとのための<ことりのおさら>」という文章で解説して下さってますが、
野鳥たちにとって冬は餌が不足になることと、太平洋側では水不足が深刻になるそうです。

我が家の庭のお皿にもこの絵本のように毎日入れかわり立ち替わりことりたちが水を求めてやってきます。
それはそれは楽しい光景です。庭、ヴェランダにおさらを…
是非、おいてみて下さい!!
但し、ネコ等に狙われないよう高さや場所の配慮は大切です。

おなら

2021年02月17日

onara長新太さく
1983年8月 かがくのとも傑作集
福音館書店刊

4才のクラス うめぐみさんと親しんだ一冊。
表紙を開けた途端
buoon

という巨大音が響き ” ギャハハハ ” の大爆笑がおこりました。
” おなら ” と聞いただけで可笑しくって笑ってしまいます。

この絵本は象のおならに始り、お風呂の中ではあぶくとなるおなら。おならはどうやってできて、なぜくさいのか。
一日に出すおならはどのくらい?
” おならを我慢しすぎると…お腹や頭が痛くなったり、めまいがしたり…だからどんどんだそう… ” と説いてくれます。
手術の後のおならの大切さ、くさいおならとくさくないおならの違いは…?

すかんくやみいでらごみむしのくさいえきとおならは違う…とか
おならにまつわる全てをユーモア満載のイラストで描かれ笑い過ぎてお腹が痛くなること間違いなしです。

最終ページはぷぅ ぷぉ ぷぉぉ ぶう ぶうう ぶぷう ぶるるるとおなら音のオンパレードで終ります。

うめぐみのなかまたちは笑いすぎてお腹をおさえながらとしょかんをあとにしました。

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