「がっそうがだいすきなんだ!」

「わたしは、うたがだいすき!」

「げきがしたい!」

「おもしろいことがしたいなー ”てじな” とか!!」

「わたしは、たのしいことをおみせしたくて、
このなかまがいいなって、おもったの。」

みんなで初めて顔合わせをした日、一人ひとりが言葉にして伝えてくれた、この仲間への想い。

それから、仲間で集まるたびに、歌を歌ったり、楽器を楽しんだり、仲間がいるからこそできる楽しいことに出逢う中で、出逢った絵本が・・・

『12のつきのおくりもの』
スロバキア民話
内田莉莎子 再話  丸木俊 絵
(福音館書店)

です。

それまで絵本を読んでいた時とは、お部屋の空気が変わり、ずっくりと世界に入り込んでいく姿がありました。読み終えると、21人の仲間たちが、・・・しーん・・・と静まり返り、冬の森に迷い込んだかのように、静寂の世界に包まれていました。

みんなの気持ちが、ぎゅっと一つになり、この『12のつきのおくりもの』の劇や合奏をすることに決まりました。

劇づくりへの気持ちが一気に高まり、劇をつくる生活が始まりました。

~お人形作り~

新聞を、顔や体の大きさに丸めて、その上に、和紙や、色紙を貼っていきます。

IMG_5177「くちのかたち、どうかな?」
命を吹き込む、大事な作業です。

お人形の洋服は、白い布を染めて、一針一針チクチク縫います。IMG_5139「はじめてのはり、きんちょうしちゃう~」
「だいじょうぶだよ!!わたしがさすから、ひっぱってごらん。」

IMG_5152「スカート、ぬえたよ!」

IMG_5166「できたようふく、きせてあげよう。」

IMG_5171「みて!マルーシカ、かわいいでしょ!」

できあがったマルーシカと一緒にかくれんぼしたり、歌を歌ったり、お集まりをしたり・・・。愛情がたっぷり込められたマルーシカは、すっかり仲間の一員です。

~影絵作り~

IMG_5113「うーん、むずかしいなー」

線1本ずつを大事に、想いを込めて描いた絵を切り抜いて、セロファンを貼り、ライトに当ててみると・・・。

IMG_5144「うわー、うつってる!!」

~舞台装置~

その他にも、劇に必要なものは、全て自分たちの手で作ります。

ー背景の森ーIMG_5133 (3)「どれどれ、こんなかんじかなあ?」

IMG_5146「ぺたぺた、たのしいね!」

ーいちごばたけーIMG_5192

ー秋の落ち葉の道ーIMG_5209

IMG_5194

ー冬の雪道ーIMG_5218 (3)「そっち、いい?はるよー」

IMG_5208大好きな染め物屋さんで染めた和紙は・・・

IMG_520612のつきのせいの「ひのチケット」に。
指に付けて、一人ひとりが、火を灯せます。

ようやく劇に必要なものができてきました。

初めて劇をした時の様子は、また次回・・・。

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♬子供の村 北原白秋

6.子どもの村は 仲よし小よし
いさかいせずに
てんでに助け てんでに仕え
楽しんで遊ぼう