4月のある日、うみぐみ・そらぐみの子どもたちの元に、園長の優子先生が箱を持って訪ねてきました。 「さっき、幼稚園にお届け物があって、“大切に育てて下さい”って渡されたの。 何だかは分からないのだけれど、“生きています”って。 うみそらさんに、お父さんお母さんになって 育ててもらってもいいかしら?」 ごまよりも小さい粒々を見て、 「たねかな?」 「たまごかな?」 なんだか分からないけれど、 とにかく育ててみることにしました。