葉っぱを水の中で もんだり叩いたりして、その色水に布をひたすと、
かすかに緑っぽくなりました。
「きれい!」 「きみどりいろに なったよ!」
大喜びしていた子どもたちですが…
翌日乾いたものを見てみると
「あれ?こんないろ だったっけ?」「ちゃいろいよ」
「いろがうすくなっちゃった…」
うみぐみの子どもたちが困っていた時…
「みてみて!おはなをたたいたら いろがでたよ〜!」
一緒に遠足に行ったときに摘んできた、色とりどりの花や葉を
布の上でたたいたものを見せてくれました。
「みずなしで たたくと いいんだね!」
「じゃあ、かかしのふくも はっぱを たたいてみよう!」
「かおのいろも そめたいね」
今度は、肌の色を作るべく、茶色や橙色の葉っぱを集めて、同じように叩いてみましたが、硬くてちっとも色が出ません。
「もっと いろを だすには どうしたらいいかな?」
「わかった!ゆげで ぐつぐつって するんだよ!」
「おなべで はっぱを ぐつぐつにたら いいんだね!」
次の日、いろいろな野菜や果物の皮などを煮てみました。
「おりょうり みたい!」
「わあ!たまねぎは みずのいろが すごいよ!」
「かかしの かおのいろに ぴったり!」
「みんなで しぼろう」
「いい いろが でたね!」
その後、遠足で拾ってきた枝に服を着せ、顔を描き・・・
そして ついに・・・!
「かかし かんせいしたよ~!」
畑に かかしが 立ちました!
「かかしさん、よろしくね」「はたけを まもってね!」