≪のりもののなかま≫
ぱわふるで、元気いっぱいななかまが集まり、自己紹介をしてから、これからどんなことをしていきたいか、尋ねてみました。
「みんなでなにかつくって、たのしいことがしたい。」
「のりものをつくってのりたいなー。」
「きゅうきゅうしゃとか!」「パトカー!!」「ごみしゅうしゅうしゃとかどう?」
初めは、子どもたちもよく街中で見たことのあるものを伝え合っていたので、「こどものむらって、誰がつくるの?」と、投げかけてみると・・・。
「じぶんたちでつくるんだよ!」
「じゃあさ、じぶんたちでかんがえたものをつくるのはどう?」
子どもたちから出た、この言葉をきっかけに、たくさんののりものが上がりました。
「うみのがくたいのくじらみたいにおおきいものはどう?100にんくらいのれるの。」
「まわるくるまはどう?くるまもぐるぐるまわって、じぶんたちもまわってうんてんするの!」
「ふしぎななタクシーみたいに、かたちがかわるくるまは?」
「とりのくるま!そらをとべたらたのしそう。」
「じごくのそうべいの ひのくるまはどう?」
「みかんがあって・・・かわをむいたらそこがどあになってて・・・はいれるの!」「なかでみかんをたべられたらいいな~」
こちらからの一声で、子どもたちの発想が、一気に広がりました。そして、その仲間の声を聞いて、さらに想像が膨らみ、「こうしたら、どう?」と、意見を出し合う姿がありました。
そして、どんなのりものをつくりたいか?絵に描いてみると・・・。
うめ、うみ、どちらからも ”ひのくるま” の絵を描いている方がいて、そのうみぐみの男の方が一冊の絵本を出して、ある提案をしてくれました。
(その本は、のりもののなかまだと分かった時から、家でどんなものを作りたいか沢山考えてきてくれたようです。)
まだうめぐみの方たちは、この絵本に出逢ったことがなかった為、その場で読んでみると、じごくでの怖い話なのに、終始、笑いの渦に包まれていたのでした!!
「いいねー!!ひのくるま つくりたい!!!」
早速一台目ののりものが決まりました!すぐにどうやってつくろうか 考え出す子どもたち。
こどものむらは こどもでつくろ (子どもの村 一番より)
これからこの仲間で創りだす生活が楽しみです。
≪げきじょうのなかま≫
「げきがすきだから!」
「わたしも!!」
「うめさんのとき こどものむらでおんがくのひろばしたのたのしかったから」
「まえはあそびのひろばしたから げきしてみたかったの!!」
「うみさんのげきみて たのしかったから」
少しの緊張とワクワクを胸に 色々な想いを持って集まった20+2名のげきじょうのなかまたち。
自己紹介をして これから このなかまで どんなげきじょうを創っていきたいか 交わし合っていた時のこと・・・
「やまなしもぎとか!」
「あー!かげしたよね!」
「こいのぼりのぼうけんしたい」
「じぶんたちでおはなしつくったよね!」
『わたし がっきした!かすたねっと!」
「がっきならうみのがくたいでいっぱいつくったよね」
「おだんごぱんしたい!!」
「いろんなげきしたいなあ・・・」
今までしてきた劇を振り返りながら あれも!これも!と伝えてくれる姿がありました。
そんな中、劇にも色々な種類があることを発見したようです。
あやつり人形劇
「こどものむらで、みんなで、はんすつくった!」
ぼう人形劇
「うみぐみのくりすます会でした、やまなしもぎのさぶろう!」
かげ絵劇
「おたんじょうかいで まま まま おなかがいたいよのげきみた!」
「ぬまのぬしもかげした!!」
ゆび人形劇
「ぼく、てぶくろみたいなのでゆびうごかすげきみたことある!」
などなど・・・
「やったことないげきしたいなあ・・・」
「いいね!!」
「ゆびにんぎょうしたい!」
「わたしも!!」
「つくりたーい!!」
そんな気持ち溢れる げきじょうさんたち。
次の日から早速 人形をつくりはじめました!!
「ちくちくぬいたい!」
「わたしもぬいたい!」
「うさぎのゆびにんぎょうがいいなあ」
「うさぎかきたい!」
「わたしはくまがいい!」
顔と体を分担しながら、うみさん、うめさんが一緒にお仕事をする姿はもうすでに”なかま”そのものでした!
出来た人形をなかまのおあつまりでお見せすると・・・
「うさぎとくま つくってるんだけど もっといっぱいつくってげきつくろう?」
「いいよー!!」
「つくる!!」
「わたしもにんぎょうつくりたい!」
「いまからつくる!!」
「きりんがいい!!」
ゆび人形をつくっている方のお誘いに大賛成のなかまたち。
まだまだ始まったばかりですが、
”作りたい!””こんな劇したい!”という熱意がとってもとっても光り輝いています。
どんな劇が出来上がるのか、動物たちもどんな姿で登場するのかー。
発想豊かで想い溢れるげきじょうのなかまとの生活がこれからますます楽しみです。
≪おいしいれすとらんのなかま≫
おいしいれすとらんをおねがいしてもいい?という何とも楽しそうなお誘いに大喜びで心を踊らせているつきさん。れすとらんってどんなところ?と尋ねると・・・
「おいしいものがたくさんあってたべられるんだよ」
「ぼくね、いったことある!」
「れすとらん、だいすきだよ!!」
ととっても嬉しそうにお伝えしてくれました。
「わたしたちがつくるんだよね!」
「なっとうごはんつくりたい!」
「ぼくはたまごかけごはん!!」
「おむらいす すき!」
「もう、あした れすとらんするのかな・・・?」
さっそくつくりたいものがたくさん挙がる中・・・
うみ、うめのお兄さんお姉さんたちが、伝えてくれた言葉を思い出しました。
「こどものむらは、こどもたちが、かんがえて、したいことをできるんだよ」
”こどものむらだからこそ、つくれるおいしいもの”をー
そこでつきさんみんなが食べたいものやつくってみたいものを考えてみることにしました。
翌日のことー
「わたし、ぱんをつくりたいな〜っておもってようちえんきたんだ」
とお伝えしてくれる方が。
すると周りにいた方も「ぼくもぱんつくりたいんだ」
「わたし、くるとんさんのぱん、つくりたい」
「あ!!つきのぱんはどう?」
2学期からつきさんが大好きな絵本、パンやのクルトンさん。(宮島千夏さん?/こどものとも)シリーズが何冊かあるのですが、中でもつきさんの最近のお気に入りは、クルトンさんとつきのパンです。
クルクルトントン クルクルトン
歌いながらつくるクルトンさんのパンは本当においしそうなのです。
\ \ くるとんさんのおつきさまのぱん つくろうよ!! //と大盛り上がり!!
その日のお集まりでみんなにお伝えしてみると
\ \ いいよー! //
「つくりたい!」
と大賛成!!こうしてあっという間に一品目が決まりました。
すぐにつくりたい気持ちも盛り上がり、染めものやさんをしたり、新聞紙をこねこねしてパン作りの真っ最中です!!
「おそらのくもをまぜちゃおう!!」
(絵本に出てくるつきのパンは空のくもを混ぜてふかふかに仕上げるのです・・・!)
と大張り切りでパンを作っていたある日のことー
「ねえみて!!ぱんをつくろうとおもったらあめだまできちゃった!」
「おいしそう♩」
「そういえば、○○ちゃん、あめつくりたいっていってたよ!!」
\ \ ちょっとよんでくる!! //
子どもたち同士で何やら楽しそうなやりとりが・・・!
”あめがつくりたい”と言っていた方をお呼びして聞いてみると
「これがつくりたいの」と教えてくれたのは
ケンカオニ(富安陽子 文 西巻茅子 画/こどものとも)の最後に出てくる、ほしのかけらのキャンデー。
ケンカオニもつきさんが以前から大好きな絵本のうちの一冊です。
「いろんないろでいろんなあじがするんだよ」「いいね!つくってみたい!!」
勢いそのままにつくってみて、お集まりでみんなにお見せしてみたところ・・・
「わたしもつくりたい!」「ぼくもあとでつくる」「ぼう、さがさなくちゃ!」
こうして今はあめづくりも楽しんでいるところです。
おいしいものと絵本・・・子どもたちの”大好きなもの”が繋がって、生活そのものが色鮮やかになっています。
「わあ!おいしいものできたの?」「あめ1つくーだーさいっ!」
うみさんやうめさんが様子を覗きに来ては「すごいね!」と褒めてくれたり、「おいしい!」と喜んでくれたり・・・
いろんな色のエプロンが混ざり合う姿も今まで以上に目にするようになりました。つきさんのやる気もますます満ち溢れます!!
まだまだつくりたい気持ちでいっぱいのつきさん。
次はどんなおいしいものが思い浮かぶのでしょうか・・・